2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、リヴァプールVSレアル・マドリードの一戦で悪役となってしまったのがレアルDFセルヒオ・ラモスだ。ラモスはリヴァプールのエースであるモハメド・サラーの肩を潰してしまい、サラーは涙を流して負傷交代することになった。
あれから1年。サラーは再びチャンピオンズリーグ決勝のピッチに立ち、今度はトッテナムを撃破して優勝を果たした。昨季の悪夢を振り払い、欧州王者となったのだ。これでサラーの鬱憤も晴れたと言いたいところだが、まだ完璧ではない。サラーにはもう1つのリベンジが待っている。
それは代表戦だ。昨夏にはロシアワールドカップがあり、チャンピオンズリーグで負った肩の負傷から復帰したサラーはエジプト代表のエースとして参戦している。しかし、この時のサラーは負傷明けで万全な状態になかった。結局ロシア大会は不完全燃焼のままグループステージで姿を消すことになり、サラーは苦い夏を過ごすことになった。
その悔しさを晴らす場があるとすれば、21日によりスタートするアフリカネーションズカップ2019しかない。しかも今回はエジプト開催となっており、サラーにとっても特別な大会となる。
やや意外かもしれないが、アフリカネーションズカップの歴代最多優勝国はエジプト(7回)となっている。しかも、エジプトで開催された1986年大会と2006年大会をエジプト代表はしっかり制覇している。となれば今回も開催国エジプトの優勝を期待するのは当然の流れだ。
英『Liverpool Echo』はサラーが年齢的にもピークの状態にあると見ており、ロシアワールドカップでは見せられなかった真の王の姿を期待している。初戦は21日のジンバブエ戦だが、サラーはチャンピオンズリーグに続いてアフリカネーションズカップも制覇できるか。
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