インテルは全盛期迎えるエース見捨てるな ジェコ獲得案に伊メディアが待った

インテルのイカルディ photo/Getty Images

ジェコは正しい後釜なのか

アントニオ・コンテの指揮官就任を発表したインテルは、新戦力の1人としてローマFWエディン・ジェコの獲得に近づいているという。ジェコに関してはクラブとコンテの両方が高く評価しており、狙い通りの補強と言えるだろう。

しかし、果たしてこの補強は正しい選択なのか。伊『Calciomercato』は疑問を抱いている。インテルでは新たなストライカーを獲得した場合、これまでエースを務めてきたFWマウロ・イカルディがコンテの構想から外れるのではと考えられている。この考えに同メディアは納得していないのだ。

イカルディは何かとスキャンダルの多い人物ではあるものの、その得点力はワールドクラスだ。セリエAで得点王を獲得した実績もあり、何よりまだ26歳と若い。一方でジェコは今年の3月で33歳になっており、キャリアの終盤に差し掛かっているストライカーだ。これから全盛期となるイカルディと、ややピークを過ぎたようにも思えるジェコ。優先すべきはイカルディの方と同メディアは主張している。
コンテは規律に厳しい指揮官であり、選手の好き嫌いもはっきりしている。チェルシーではFWジエゴ・コスタをあっさり切り捨てたが、この判断は上手くいかなかった。イカルディを巡っても同じことが起こる可能性もあり、イカルディの代わりがベテランのジェコで大丈夫なのかという不安もある。

同メディアはイカルディと上手くやっていく道を探してほしいと考えているようだが、コンテは前線にどう手を加えていくつもりなのか。まだ6月の段階だが、この判断は来季のインテルを大きく左右することになりそうだ。

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