サッリがユヴェントスに“最強DF”を連れてくる? 監督就任なら再タッグか

チェルシー解任が噂されるサッリ photo/Getty Images

ナポリに売却の意思はなさそうだが

今季からチェルシーの指揮官に就任したマウリツィオ・サッリ監督。就任初年度はプレミアリーグを3位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグで優勝を果たすなど上々の成績を残した。しかし、現地では選手の起用法などをめぐって同監督に対する批判が今も絶えず、いつ解任されてもおかしくない状況に立たされている。

これを受けて、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の退任したユヴェントスがサッリ招聘に動くとの噂がある。ナポリ躍進の立役者であり、セリエAを知り尽くしているサッリならば、ユヴェントスの監督に適任だろう。自身のスタイルに強いこだわりを持つ彼は、就任となればそれを良く知る選手を古巣から引き抜くことが有力だ。

その候補として挙がっているのは、何もチェルシーの選手だけではない。英『The Sun』によると、サッリはナポリのDFカリドゥ・クリバリを新しい仕事場へ連れてくる可能性があるという。マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードがメガオファーを提示したものの、クラブがこれを拒否したと現地で伝えられているクリバリ。獲得は難しそうだが、恩師に求められれば本人が移籍を希望することもあるか。DFアンドレア・バルザーリが引退し、ジョルジョ・キエッリーニが35歳と高齢の最終ラインに伊『Sky Sport』で“最強DF”とも称された彼を補強できれば、ユヴェントスの守備はしばらく安泰だろう。
サッリ就任に加えてクリバリ獲得となれば、ユヴェントスにとっては最高のシナリオと言える。はたしてこの話はどう進んでいくのか。かつて同クラブを率いたアントニオ・コンテ氏がインテルの新監督に就任するなど、来季のセリエAは大きな転換期を迎えることが予想される。敵となった元指揮官に覇権を譲らないためにも、万全の陣容で2019-20シーズンの開幕を迎えたいところだ。

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