来季こそバイエルンを追い越すことができるだろうか。すでに積極的な動きを見せているドルトムントに大きな期待を寄せているサッカーファンは多いだろう。ホッフェンハイムからDFニコ・シュルツ、レヴァークーゼンからMFユリアン・ブラント、ボルシアMGからFWトルガン・アザールを獲得しており、3人ともかなりの実力者だ。
気になるのは、来季ドルトムントがどんな布陣で戦うかだろう。今季も攻撃陣は豪華だったが、アザールとブラントの加入で層はさらに厚くなる。今季以上の得点数を稼ぎ出すことも可能になってくるだろう。
ブンデスリーガ公式は早くも来季の予想スタメンを紹介しているが、並びを見ただけでも超強力だ。GKはロマン・ビュルキで変更なしだが、最終ラインは右サイドバックにウカシュ・ピシュチェク、左サイドバックに新戦力のシュルツ、センターバックにアブドゥ・ディアロとマヌエル・アカンジが入る。特にサイドバックはレアル・マドリードからレンタルで加わっているアクラフ・ハキミも控えているなど、かなり強力だ。
中盤はさらに攻撃的になる。同サイトは[4-2-3-1]のシステムを想定しているが、ダブルボランチはアクセル・ヴィツェルと新加入のブラントが組んでいる。トーマス・デラネイに代わってブラントが入ることになり、今季以上に攻撃的なボランチの構成となる。
2列目は右サイドにジェイドン・サンチョ、トップ下にマルコ・ロイス、左サイドに新入りのアザールだ。同サイトも今季大爆発したサンチョとロイスは不動の存在と伝えており、いかなる補強があろうとも2人のポジションは保証される。左に入るアザールは今季10得点10アシストを記録しており、この2列目はブンデス屈指の破壊力だ。
そして最前線に同サイトはマリオ・ゲッツェを予想している。ゲッツェは偽9番として再ブレイクを果たしており、今のところはゲッツェがファーストチョイスとなる。とはいえ、センターフォワードに得点力を求めるならば今夏に補強してもいいだろう。ゲッツェとはタイプの異なる大型ストライカーを獲得できれば文句なしだ。
またブラントが加わったことで、ロイスを休ませることもできる。ボランチをデラネイとヴィツェルに任せ、ブラントをトップ下に上げるオプションもできるのだ。これはドルトムントにとって大きなプラスとなるだろう。
来季はかなり期待できそうだが、今度こそバイエルンから王座を奪い返せるか。