ドルトムントが本気すぎないか? “大型補強3連発”敢行

大型補強第3弾としてドルトムント加入が発表されたブラント photo/Getty Images

前所属では中心を担った選手たち

今季は2位だったものの、ブンデスリーガでバイエルン・ミュンヘンと熾烈な優勝争いを繰り広げたドルトムント。来季は2011-12シーズン以来となるリーグタイトルに期待がかかる中、本気の補強を敢行している。

クラブは22日、レヴァークーゼンに所属するFWユリアン・ブラントの獲得を発表した。2列目ならどこでもこなす23歳は、ダイナミックなドリブルが持ち味。縦への突破のみならず、中央の狭いエリアにおけるプレイも苦にしない選手だ。彼が加入することによって、ドルトムントはより豊富なバリエーションの攻撃を展開することが可能となるだろう。

そしてドルトムントは、ブラント以外にもすでに優秀なアタッカーを2名確保している。ホッフェンハイムのDFニコ・シュルツと、ボルシアMGのFWトルガン・アザールだ。
シュルツは左サイドのスペシャリスト。稀代の若手指揮官ユリアン・ナーゲルスマンの下で覚醒した26歳は、ドイツ代表にも定着している。サイドバックが不足していたドルトムントにとって、彼を獲得できたことは間違いなく大きい。

トルガン・アザールはチェルシーに所属するエデン・アザールの弟。細かいタッチを駆使したスピードのあるドリブルは、兄を彷彿とさせる。だが、彼の方がやや中央寄りでプレイすることが多いか。ブラント同様、2列目ならどこでもプレイ可能だ。

いずれも前所属クラブで中心的な役割を担っていた選手。独『Sport Bild』によると、スポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏はこの大補強に関して「我々が活躍できると確信した選手ならば、それにふさわしい金額を支払っても構わないと思っている」と語った。新戦力に対するクラブからの期待は大きい。

ドルトムントはFWクリスティアン・プリシッチの退団が決定しており、FWジェイドン・サンチョにも移籍の噂がある状況。しかし、今回獲得した選手たちは、それを補って余りある人材ではないだろうか。ブンデス屈指の選手を一気に3人引き抜いたドルトムント。来季こそは、絶対王者バイエルンの牙城を崩したい。

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