[MIXゾーン]磐田、終盤の失点でFC東京に敗戦も…… 名波監督が口にした手応え

試合後の会見で手応えを口にした名波監督 photo/Getty Images

「自信を持てる内容だった」

ジュビロ磐田は12日、明治安田生命J1リーグ第11節でFC東京とアウェイで対戦した。ここまで無敗で首位を走る相手に善戦するも、試合終了間際の84分に失点。1-0で敗戦を喫し、連勝を飾ることはできなかった。

惜しくも敗れた磐田だが、チームの指揮官を務める名波浩監督は、終盤まで粘り強い戦いができたこの日の出来に手応えを感じているのかもしれない。試合後の記者会見で「ゲームプラン通り。90分間とは言わないですけど、失点シーンまではできたんじゃないかなと思っています」と述べた上で「前半は少し締めが甘くて、ディエゴ(・オリヴェイラ)と永井(謙佑)のところにクサビのボールが入って、ワンタッチのフリックもしくはワンツーコンビネーションの中央突破の形を何回か作られかけたんですけど、そこをよく粘れたこと。サイドのところで深いエリアまで入らせる回数が少なかったのと、入られたとしても時間をかけられたので、ボックスの中で十分間に合っていたこと。この2つが守備の大きなポイントだなと思っていたので、そいう中では選手はよくやってくれたと思っています」と選手たちへ賛辞を贈った。

さらに「後半はバテてくるであろう相手に対して、中央の田口(泰士)、上原(力也)、それから途中から山田(大記)になるんですけど、そこが前を向く回数、それからリズムやテンポを変えるようなワンタッチ、もしくはボールの距離を変えるサイドチェンジ。これを有効的に使いながらサイドに人数をかけて、突破もしくはシンプルにクロスという形でフィニッシュの回数を増やしたかったんですけど、形としては悪くないシーンが何回かあったと思いますが、シュートまでなかなかいけなかった。FC東京が失点が少ないのは、ボックス近くの体の投げ出しが徹底されているからだと思うので、そこで相手に当ててしまうようなシーンも多くて、なかなかフィニッシュまで、もしくは決定的なシーンまで行けなかったんじゃないかな思っています」と話しつつも「ただ、自信を持っていいのは、2月にトレーニングマッチを非公開でやった中では、スコアは言いませんけど完敗だったので、それに比べたら十分に自信を持てる内容だったと思っています」とコメントしている。
現在2勝3分6敗の勝ち点「9」で15位と、苦戦を強いられている磐田だが、浮上のキッカケを掴むことができるのか。同クラブは次節、18日にベガルタ仙台をホームへ迎え入れる予定となっている。

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