ファン・ハール、古巣アヤックスの敗因を語る 脅威となっていた選手は?

アヤックス対トッテナムの一戦を分析したファン・ハール氏 photo/Getty Images

トッテナムのパワープレイを止めきれず

1996-1997シーズンまでアヤックスを率いたルイ・ファン・ハール氏が、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で大逆転負けを喫した同クラブについて語った。

アヤックスは現地時間4月30日と5月8日に行われたCL準決勝でトッテナムと対戦。敵地での1stレグを1-0で物にし、2ndレグの前半にも2ゴールを挙げたものの、同試合の後半で3失点を喫し、アウェイゴール数の差により決勝進出を逃した。ファン・ハール氏はトッテナムのFWフェルナンド・ジョレンテの存在が、アヤックスにとって脅威となっていたと分析。「長身のストライカー、フェルナンド・ジョレンテは最前線で起点となっていた。マタイス・デ・リフトとダレイ・ブリント(アヤックスの両センターバック)は彼への対応に苦労していたし、彼とトッテナムの中盤の選手との連係も食い止めることができなかった。アヤックスの守備は機能していなかったよ」と語った。オランダメディア『VOETBALPRIMEUR.NL』が伝えている。

2ndレグの後半開始前に投入されたジョレンテは、同試合で両軍の選手中最多となる13回の空中戦勝利数を記録(データサイト『WhoScored』より)。後半アディショナルタイムに生まれたトッテナムの決勝ゴールも、ジョレンテが自陣からのロングボールを収め、同選手からのパスがデル・アリやルーカス・モウラに繋がったことによって生まれたものだった。強靭なフィジカルを誇るジョレンテのポストプレイや空中戦に活路を見出した、マウリシオ・ポチェッティーノ監督(トッテナム)の作戦勝ちと言って差し支えないだろう。

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