ロボットじゃなくて”ヒューマン”だから! 若き戦術家に選手からクレームが

ナーゲルスマンとクラマリッチ photo/Getty Images

戦術全てに応えられるわけではない

現在ホッフェンハイムを指揮するユリアン・ナーゲルスマンは世界中から注目を集める青年指揮官で、来季からは同じブンデスリーガのライプツィヒを指揮することになっている。ホッフェンハイムでは限られた戦力の中で複数の戦い方を使い分けるなど、対戦相手に応じてスタイルを変えながら結果を残してきた。

ただ、そんな現代を代表する戦術家に選手たちからクレームも出ている。ホッフェンハイムは先日ボルシアMGと2-2で引き分けたが、このゲームで不満を漏らしたのがFWアンドレイ・クラマリッチだ。ナーゲルスマンが試合中にもシステムを変えるため、選手たちはそれに合わせるのが大変なのだ。

独『Bild』によるとクラマリッチは、「僕たちは試合中にたびたびシステムを変える。それに準備ができていないんだ。僕たちはロボットじゃなくて、人間なんだ。ユリアンのことは大好きさ。だけど、システムを変えるには3分は必要だ。選手全員が理解しているわけではないし、5万人の観衆の声で指示が聞こえないこともある」と不満を漏らしている。
指揮官は選手を巧みに操っていくものだが、指揮官の理想を選手全員が理解しているとは限らない。システム変更の指示が出るたびに混乱している者もいるだろう。そこは人間だからこその難しさで、ナーゲルスマンはクラマリッチの言葉を教訓とすべきなのかもしれない。

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