リヴァプールの“神”が豪州で監督キャリアをスタート「違いを生み出したい」

就任会見へ臨んだファウラー氏 photo/Getty Images

現役時代に豪州でプレイしたファウラー氏

A・リーグ(オーストラリア)のブリスベン・ロアーは23日、チームの新指揮官ロビー・ファウラー氏が就任したと発表している。

現在44歳のファウラー氏はリヴァプールの下部組織出身で、1993年に当時18歳ながらプレミアリーグデビュー。直後からチームの主力として活躍し、プロ1年目ながら28試合に出場して12ゴールを挙げる活躍を見せた。そして2年も25ゴール、3年目も28ゴールと、ストライカーとして右肩上がりに結果を残していき、リヴァプールファンの間では「GOD」の愛称で親しまれている。しかし、同じく下部組織出身で、4つ下の後輩であるマイケル・オーウェンの台頭に加えて、ピッチに内外での素行の悪さが目立ち徐々に出場機会が減少。2001年にチームを退団し、リーズ・ユナイテッドへ移籍した。

その後、マンチェスター・シティ(2003〜06)での活躍を経て、2006年1月にリヴァプールへの復帰を果たすも、古巣では重ような結果を残すことができずにわずか1年半で退団。国内のカーディフやブラックバーンを渡り歩いたほか、オーストラリアのノーザン・フューリーやパース・グローリーでもプレイした。2011年から2012年までプレイしたタイのムアントン・ユナイテッドを最後に現役を引退している。
ムアントン・ユナイテッド時代にはプレイングマネージャーを務めていたファウラー氏だが、本格的に監督キャリアをスターそさせることとなった。ブリスベン・ロアーの公式サイトを通じて「このチャレンジを本当に楽しみにしているよ。Aリーグで誇り高い歴史を持つクラブに成功をもたらすと決心した。すぐにでも始めたいし、違いを生み出したい」と意気込みを明かしている。

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