世界一のGKだけどもう限界? トッテナムが据えるべきロリスの後継者候補“5名”

リヴァプール戦で痛恨のミスを犯したロリス photo/Getty Images

ロシアW杯優勝チームの正守護神だが

トッテナムに所属するウーゴ・ロリスは、昨年のロシアW杯で優勝したフランス代表においても正守護神を務めた世界トップクラスのGKとして知られている。しかし、31日に行われたプレミア第32節のリヴァプール戦において、試合終了間際にリヴァプールFWモハメド・サラーが放ったヘディングシュートをキャッチミスして決勝点を献上するなど、今季の彼には以前のような安定感が見受けられない。

英『talkSPORT』は、このロリスの現状を見かねて現実的ではないにしても後継者を考えはじめるべきだと主張している。その後継者候補として紹介されているのは次の5名だ。

・トーマス・ストラコシャ(ラツィオ)
最初に紹介されたのはラツィオに所属するトーマス・ストラコシャだ。ストラコシャは今季ラツィオで全試合に出場しており、守護神としてその地位を確立している。同メディアはロリスより足もとの技術が優れており、代役としてはあまりにも有能と絶賛している。

・ティモ・ホルン(ケルン)
ケルンで活躍するホルンは192cmという長身が売りの選手で、リーチも長い。ロリスも決して小さくはないのだが、その存在感はゴール前に大きな安心感を与えるだろう。彼はプレミアで活躍するための全ての要素を兼ね備えていると評価されている。

・エミル・アウデロ(サンプドリア)
ユヴェントスからサンプドリアにローン移籍中のアウデロは、リヴァプールのアリソンやPSGのブッフォンといった名手に引けを取らないセーブ率を記録している。サンプドリアは今夏に彼の買取を行う予定だが、トッテナムが大金を用意できれば引き抜きは可能と紹介された。

・ニック・ポープ(バーンリー)
昨季はバーンリーの正GKを務めていたポープだが、今季は昨年7月に負った肩の怪我によりほとんどの試合に出場できていない。12月に復帰したはいいものの、現在のチームではイングランド代表にも選出されているトム・ヒートンが正守護神の座を確立している。そのため、彼は今夏に新天地を求めるかもしれない。

・パウロ・ガッサニーガ(トッテナム)
最後に紹介されたのはトッテナムのチームメイトであるガッサニーガだ。現在、彼の出番はカップ戦やロリス不在時に限られているが、出場するたびに好パフォーマンスを披露している。昨年はアルゼンチン代表デビューを果たしており、無理に補強を敢行せずともよいという考えもあるようだ。

特に興味深いのはすでにトッテナムに所属しているガッサニーガだ。出場時間が限られている2番手GKは過小評価されがちだが、その中には素晴らしいクオリティを備えた選手がいるケースもある。たとえば、現在世界最高GKとの呼び声も高いリヴァプール所属のアリソン・ベッカーは、欧州初挑戦となったローマでの2016-17シーズンを控えGKとして過ごした経験がある。

いずれにせよ、トッテナムのGK問題がロリス次第であることは間違いない。はたして、ロリスは残り試合で周囲を黙らせるほどのパフォーマンスを披露し、汚名返上することはできるのだろうか。

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