レアル移籍が目前まで迫っていた!? トッティが過去の移籍話を激白

25シーズンにわたってローマを支えたトッティ photo/Getty Images

最終的にはローマ一筋のキャリアとなったが

ローマの下部組織出身で、1993年に16歳ながらトップチームデビューを果たしたフランチェスコ・トッティ。かつてスクデット獲得やコッパ・イタリアの連覇に貢献し25シーズンにわたって愛するクラブ一筋でプレイした彼だが、過去には他クラブへの移籍が成立目前まで進んでいたことがあったようだ。

カタール『beIN SPORTS』によると、トッティは2006年の夏にレアル・マドリードへの移籍がほぼ決まっていたものの、最終的に断ることになったという。彼は同メディアのインタビューで、この決断について次のように語っている。

「私はレアル・マドリード移籍へ本当に近づいていたが、自分の人生のためにすべてのキャリアをローマに捧げるという大きな決断をしたんだ。もちろん、もし海外クラブへ移籍するとしても、ローマの人々やサポーターをリスペクトしてレアル・マドリードへ行っていたね。でも私は最終的に、いつまでもサポートし続けるチームにとどまることを決めたよ」
もしトッティがレアルに移籍していたとしたら、さら多くのタイトルに恵まれていたのだろうか。イタリアのみならず、サッカー界全体のレジェンドとして愛されるトッティだが、彼は獲得したタイトルが決して多いわけではない。イタリア代表でW杯優勝を経験しているものの、ローマでのタイトルは一発勝負のスーペルコッパ・イタリアーナを含めても5つしか獲得していない。個人の実力はあっただけに、もう少し強いチームに在籍していたならと考える人も多いはずだ。

しかし、トッティの偉大さはそのような恵まれない境遇でもチームを愛し“ワン・クラブ・マン”として活躍した部分によるところが大きいのは間違いない。彼には純粋な数字だけでは測れない魅力がある。これまでも、そしてこれからもトッティは世界中のサッカーファンに愛され続けるだろう。

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