若き逸材モイーズ・キーン、母が語る誕生秘話 プロ契約時のほっこり話も 

将来の活躍が期待される若手モイーズ・キーン photo/Getty Images

キーンを産むことができたのは「奇跡」

キーンを産むことができたのは「奇跡」

イタリアの将来を担う若手として、注目が集まっているユヴェントスの同国代表FWモイーズ・キーンだが、同選手の母が息子の誕生秘話などを明かした。

現在19歳のキーン(2000年2月28日生まれ)はユヴェントスの下部組織出身で、2016年11月に16歳ながらトップチームデビュー。同月23日に行われたセビージャ戦にも途中出場しており、2000年に生まれた選手として初めてCLのピッチに立った。そして2017年夏に正式にトップチーム昇格を果たし、昨季はレンタル移籍でヴェローナへ武者修行。昨夏にユヴェントスへ復帰を果たすと、今季はここまで公式戦7試合の出場にとどまっているものの、3ゴール1アシストを記録している。

一方イタリア代表では、各年代でチームの中心選手として活躍してきたキーン。昨年のU-19欧州選手権など様々な国際大会に出場している。同年11月には飛び級でA代表デビューも飾っており、今月23日に行われたEURO2020予選のフィンランド代表戦では、初めてスターティングメンバーに。ロベルト・マンチーニ監督の期待にしっかりと応え、勝利を手繰り寄せる2点目のゴールを決めていた。

そんなキーンについて、伊『TUTTOSPORT』のインタビューに応じた同選手の母イザベルさん。キーンを産むことができたのは「奇跡」だったようだ。1993年に長男のジョバンニを出産したイザベルさんは、その後医師から「あなたはもうこれ以上子供を産むことができない」と告げられたという。しかし、涙を流しながら祈り続けると、奇跡が起きた。当時のことを「ジョバンニも弟を欲しがっていました。するとある夜、私は夢を見たんです。モーゼ(モイーズ・キーンのこと)が私に『助けに来たよ』と言ってくれる夢をね。その4ヶ月後に再び身籠もることができました」と話している。

キーンは以前、メディアの前で幼少期に父親が家を出て行ったことを打ち明けていた。女手一つで育て上げたイザベルさんは、息子がユヴェントスとプロ契約を結んだときのことも「私はたくさん夜勤をしていましたが、あまり稼ぐことができませんでした。ただある日、彼が夕方の5時半ごろに私に電話をしてきたんです。仕事に向かおうとしていたんですが、彼に何か起きたんじゃないかと心配なりました。彼が『ママ、あなたを驚かせてしまうかもしれない』と言ったので。私は『あなたがユヴェントスとサインできなかったことを隠しているの?』と返すと、彼は『ママ、違うよ。サインしてきたんだ』と答えました。そして『もう働く必要はないよ。トリノで一緒に暮らすことができるんだ』と言ってくれたんです。モイーズの成功は、私が過去に犠牲にしてきたものすべてを返済してくれました」と振り返っている。

さらに「息子が成し遂げてきたことや高いレベルに達している姿を見れて、私は満足しています。想像もできませんでしたからね」と述べたイザベルさん。キーンは最も側で応援してくれている愛する母のためにも、さらなる飛躍を遂げることができるのか。

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