アーセナル、今夏の移籍市場に暗雲? “有能SD”の獲得を立て続けに失敗 

アヤックスのSDを務めるオーフェルマルス氏 photo/Getty Images

モンチ氏に続いてオーフェルマルス氏まで

新たなスポーツディレクター(SD)の獲得を目指すアーセナルだが、モンチ氏に続いて、クラブOBのマクル・オーフェルマルス氏の引き抜きにも失敗してしまった。

以前からローマのSDを務めるモンチ氏に興味を示してきたアーセナル。引き抜きを画策していると報じられる中、先日モンチ氏がローマとの契約を解消してフリーとなったことで、同氏の新天地候補としてアーセナルが有力視されていた。しかし、この移籍は実現せず、欧州屈指の敏腕ディレクターは古巣であるセビージャ復帰を決断した。

これを受けて、アーセナルが次に白羽の矢を立てたのが、現役時代に同クラブで3シーズン(1997〜2000)にわたってプレイし、リーグ優勝などにも貢献したオーフェルマルス氏だ。2012年からアヤックスのSDを務めており、若手有望株が豊富な同クラブの発展に尽力。アーセナルがそんな同氏の引き抜きを狙っていると、今月17日に複数の英メディアが報じた。
しかし、アーセナルはこの夢もすぐさま潰えてしまう。アヤックスが翌18日にオーフェルマルス氏との契約を2024年まで延長したことを発表し、噂をすぐさま一蹴して見せたのだ。オーフェルマルス氏はクラブの公式サイトを通じて「私はまだアヤックスでチャレンジすることがたくさん残っている」と述べており、アーセナル行きの可能性を報じていた英『The Telegraph』も「オーフェルマルスは、アヤックスとの契約を延長することで噂に終止符を打った」と取り上げている。

アーセナルは先月、敏腕スカウトとして知られるスヴェン・ミスリンタート氏がクラブを退団している。夏の移籍市場を少しでも優位に進めるために、新たなSDの獲得は必須事項だが、残り数ヶ月で実現することが出来るのか。

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