DF昌子が退団も鹿島は「無視できないチーム」 今季のACL優勝候補5選

昨季アジア制覇を成し遂げ、今季は連覇に挑む鹿島 photo/Getty Images

中島翔哉所属のアル・ドゥハイルも選出

アジア王座をかけて、各国を代表するクラブがしのぎを削るAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。4日にその新シーズンがついにが開幕する。アジア最高峰のコンペティションだけに今季も激戦が予想されるが、大手スポーツメディア『FOX SPORTS』のアジア版がその中でも優勝の可能性が高いクラブを5つ紹介している。

1つ目に名前が挙がったのは、カタール王者のアル・ドゥハイルだ。アジアカップ得点王に輝いた同国代表FWアルモエズ・アリなどが所属しているほか、今冬の移籍市場ではユヴェントスからモロッコ代表DFメディ・ベナティア、ポルティモネンセから日本代表MF中島翔哉といった実力者を獲得。同メディアは「カタール・スターズリーグの王者は、軽視されるべきではない。今大会でクラブ史上初の準々決勝通過を狙っている」と取り上げている。

先日行われたアジア杯で近年急成長を遂げていることを披露し、初優勝した影響もあってか、2つ目もカタールのクラブから。2011年にアジア制覇を成し遂げているアル・サッドが選ばれた。バルセロナの黄金期を支えた元スペイン代表MFシャビや、かつてアトレティコ・マドリードで活躍したMFカビを擁しており、昨年は準決勝までコマを進めている。今大会も決して侮れない相手だ。
3つ目は、韓国王者の全北現代。八百長スキャンダルで出場資格を剥奪されたこともあったが(2017シーズン)、過去に2度の優勝経験があり、ACLではグループステージ敗退がたった1度しかない韓国の常勝軍団だ。同メディアも「他のクラブが競争相手として名前を挙げるチーム」と紹介している。

そして4つ目は、中国の上海上港。昨年ついに中国スーパーリーグを制し、いま最も勢いに乗っているであろう強豪クラブが選出された。中でもFWフッキとMFオスカルの元ブラジル代表コンビは脅威で、日本勢もこれまで何度も苦戦を強いられてきた。初の決勝の舞台を目指して、燃えていることだろう。

最後は前大会覇者の鹿島アントラーズだ。上海上港や天津権健、水原三星などの強豪クラブを退け、初のアジア制覇を成し遂げた昨季の戦いぶりを「信じられない」と称えつつ、今大会の優勝候補の一つに挙げた。しかし、同メディアはチャンピオンにも関わらずプレイオフからの出場になったことや、守備の要を務めたDF昌子源の退団が大打撃であると指摘。ただ、それでも今大会で「無視することができないチーム」としている。

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