レアルの”得点力不足”が深刻…… ホッフェンハイム、リヨンにも劣る得点数

得点数増えぬレアル photo/Getty Images

攻撃陣はタレント不足か

クリスティアーノ・ロナウドが退団すればどこまで得点力は落ちるのか。これは今季のレアル・マドリード最大の心配事だったわけだが、やはりその影響は大きかったようだ。

先月27日のスペイン国王杯・準決勝バルセロナ戦2ndレグ、そして今月2日に行われたバルセロナとのリーグ戦の両方でレアルは得点を奪うことができず、得点力不足の問題が大きくクローズアップされることになった。しかし、問題はこの2試合だけではない。もっと広い視野で見てみるとレアルの危険な状態が分かってくる。

スペイン『as』は「レアルは得点ランクTOP10にも近づけていない」と取り上げているが、ここまでリーグ戦26試合を戦ってレアルが挙げた得点は43点。昨季の同時期には65点挙げていたため、大幅なダウンだ。では、この43得点の数字を他クラブと比較してみるとどうなるのか。
例えばリーグ・アンで首位を快走するパリ・サンジェルマンは79得点、プレミアのマンチェスター・シティは76得点、ライバルのバルセロナは66点だ。これが欧州攻撃軍団3トップと言っていい存在で、今のレアルでは歯が立たない。

他にもリヴァプール(64得点)、アーセナル(61得点)、マンチェスター・ユナイテッド(58得点)、ドルトムント(58得点)、バイエルン(56得点)、トッテナム(56得点)、ユヴェントス(55得点)、アタランタ(54得点)、ローマ(49得点)、ナポリ(47得点)、ホッフェンハイム(47得点)、リヨン(45得点)、リール(44得点)など、レアルの43得点を上回るクラブは数多く存在する。試合数に差はあるが、それを言い訳にするのは白い巨人レアルに似合わないというものだ。

バルセロナ戦での2試合連続無得点によって得点力の問題が大きく取り上げられることになったが、やはりこれを改善するには新たなFWを獲るのが1番だろう。バルセロナやマンCと攻撃力で競争するにはタレントが不足している。さすがにホッフェンハイムやリールにまで得点数で負けているのは許されない事態で、今夏に素早く手を打つ必要がありそうだ。

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