スタッツでは不安なところも? アーセナルの新MFは活躍できるのか

アーセナルに加わったデニス・スアレス photo/Getty Images

全てはエメリの起用法次第か

アーセナルはバルセロナからMFデニス・スアレスをレンタルで獲得したが、これはチームにとってプラスとなる補強なのだろうか。英『Squawka』はスアレスがサイドで起用される可能性も考え、他のプレミア強豪クラブが抱えるウイングとのデータを比較している。

まず気になるのは1試合平均のチャンスメイク数だ。スアレスは得点を量産するタイプの選手ではなく、あくまでチャンスメイカーとしてチームに貢献する選手だ。この数字は気になるところだろう。

例えばチェルシーMFウィリアンは1試合平均チャンスメイク数3.21回、マンチェスター・シティFWレロイ・サネは2.14回、この2人に対してスアレスは1.63回となっている。1番スアレスと数字が近いところでは、リヴァプールMFジェルダン・シャキリで1.66回となっており、ウィリアンやサネに比べると差がある。
また、スアレスは1対1の勝負を得意とする選手でもない。ウィリアンは1試合平均ドリブル成功回数3.1回、サネは3.44回、シャキリは3.07回、純粋なサイドプレイヤーではないがマンチェスター・ユナイテッドMFジェシー・リンガードも3.1回を記録している。それに対してスアレスは1.85回となっており、ここにも少し差がある。

もちろんスペースを作り出す動きや、指揮官ウナイ・エメリの哲学を理解していることは大きなプラスになるだろう。とはいえプレミアのフットボールにそこまで慣れていないスアレスがどこまでやれるかは不透明な部分も多い。アーセナルに必要なチャンスメイカーだったのか、その答えを早い段階で示したいところだ。

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