マルセロ&イスコ外し、ヴィニシウス重用 レアル新指揮官はかなり大胆?

レアルを指揮するソラーリ photo/Getty Images

これまで様々なことにトライ

解任されたフレン・ロペテギに代わって昨年10月にレアル・マドリードの指揮官となったサンティアゴ・ソラーリは、この約3か月ほどの間にいくつもの決断を下してきた。当初は暫定監督という立ち位置だったが、レアルを再び正しい軌道に戻そうと奮闘を続けてきたのだ。

スペイン『MARCA』がソラーリの下した大きな決断をいくつかリストアップしているが、なかなかに大きな決断ばかりだ。

1.イスコを構想に含めず

最も注目を集めるのはこれだろうか。イスコはジネディーヌ・ジダンから信頼されていたテクニシャンで、ロペテギもスペイン代表の頃よりイスコを中心に据えてきた。しかしソラーリはイスコをはっきりと構想から外し、代わりに若手を中盤に加えるなど独自色を打ち出している。賛否両論あるだろうが、ソラーリの考えがかなりはっきりしていることが分かる。

2.ヴィニシウス・ジュニオールのチャンス増加

当初は若すぎるのではとの意見もあったが、ソラーリはフラメンゴからやってきた18歳のFWヴィニシウス・ジュニオールを積極的に起用している。ヴィニシウスも徐々にその期待に応え始めており、今やレアルで最もサポーターの注目を集めるアタッカーになっていると言ってもいいだろう。

3.カゼミロのバックアッパー発見

カゼミロの代役不在は近年のレアルが抱えていた問題だったが、ソラーリは23歳のマルコス・ジョレンテを回す案でカゼミロ離脱の危機を乗り切って見せた。守備的MFは補強が必要と言われたポジションだが、ジョレンテに思い切ってチャンスを与えたソラーリの判断は正しかった。

4.マルセロに代わってレギロン

マルセロは世界屈指の攻撃力を誇る左サイドバックだが、守備面には不安がある選手だった。これまでの指揮官はそのことに目をつむり、攻撃力の高さからマルセロをサイドバックで起用し続けてきた。しかしソラーリは22歳のレギロンにチャンスを与えており、リーグ戦ここ2試合はマルセロがベンチに座っている。コンディションが上がってくれば序列は変わるはずだが、ソラーリは大胆な決断を下している。

5.フェデリコ・バルベルデの起用

レギロンやヴィニシウスなどソラーリは若手にも積極的にチャンスを与えているが、バルベルデもそれを象徴する選手の1人だ。ロペテギ体制ではリーグ戦のほとんどでベンチ外だったが、ソラーリは年明け以降バルベルデを毎試合のように起用している。ダニ・セバージョスもチャンスが増え、マンチェスター・シティからやってきた19歳MFブラヒム・ディアスもいきなり起用した。レアルの指揮官は結果を優先するため若手にチャンスを与える者が少ないとも言われるのだが、ソラーリにはそれが当てはまらない。


他にもGKティボ・クルトワとケイロル・ナバスのローテーションに変化をつけたり、レアル・ベティス相手に守備を重視した3バックをテストするなど、ソラーリは多くのことにトライしている。全てが良い結果に繋がっているわけではないが、指揮官経験が浅い中でこれだけ次々と変化を加えられる人物も珍しい。ロペテギ解任からレアルは大きく変わり始めており、こうした取り組みが後半戦の大ヒットに繋がることに期待したい。

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