長谷部こそ”ブンデス最高”のセンターバック! 落ちたドイツの2人の評価

フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images

独紙が高評価

独『Kicker』が先日発表したブンデスリーガの前半戦ベストイレブンには、フランクフルトで活躍する長谷部誠の名前が入っていた。長谷部は3バックの中央での選出となっており、今季もリベロとしてフル稼働しているのだ。それだけでなく、同メディアは前半戦のベストセンターバックにも長谷部を選んでいる。

とはいえ、この活躍に驚いている者もいるだろう。なぜなら今季のフランクフルトは指揮官がニコ・コバチからアディ・ヒュッターに代わり、長谷部が入るポジションがないと考えられていたからだ。ヒュッターには3バック以外の選択肢もあり、何より長谷部はロシアワールドカップから戻ってきたばかり。コンディションの面でも出遅れると予想されていた。しかし、ヒュッターは序盤戦のうちに3バックで固定。長谷部が中央に入ってからは調子を上げ、ヨーロッパリーグでも勝てるチームとなった。

一方で、同じベテランでも期待はずれとなったのがバイエルンの2人だ。ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルスの2人は近年のブンデスリーガを支配する存在だったが、同メディアはここ2年でスピードを失い、個の部分でもミスが目立つと厳しい指摘をしている。今回の前半戦ベストイレブンでも3バックは長谷部、ドルトムントのダン・アクセル・ザガドゥ、ボルシアMGのマティアス・ギンターが選ばれている。
ベテランになって評価を高めている長谷部に対し、バイエルンの2人は逆の状況となっている。長谷部がセンターバックの選手としてバイエルンの2人を超える日がくると予想していた人はほとんどいないはずだが、今では長谷部がブンデスリーガ最高クラスのセンターバックとなっている。

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