リヴァプールVSマンCは”サイドの攻防”に注目 不安はマンCのSBにあり

サウサンプトン戦でミスがあったジンチェンコ photo/Getty Images

マンCはベストな最終ライン揃えられず

いよいよ迫っている首位リヴァプールと3位マンチェスター・シティの上位対決では、サイドが1つのポイントになるかもしれない。リヴァプールが抱えるモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらを中心とした攻撃が強烈なのは誰もが知ることだが、これにマンCがどう対応するのかが注目されているのだ。

というのも、マンCは現在サイドバックに問題を抱えている。左サイドはバンジャミン・メンディが負傷離脱しており、代役を務めてきたファビアン・デルフは出場停止、3番手のオレクサンドル・ジンチェンコは前節サウサンプトン戦で不用意なプレイから失点のきっかけとなっている。メンディがいないとなると、頼れる左サイドバックがいなくなってしまう。

リヴァプールがどういうシステムで臨かは分からないが、英『FourFourTwo』はサイドバックの問題が試合にどのような影響を与えるか注目している。右サイドではカイル・ウォーカーのパフォーマンスに疑問があり、ここ2試合はスタメンから外れている。
同メディアはサウサンプトン戦のプレイからジンチェンコの左サイド起用は危険と考えており、対応策としてセンターバックを務めるアイメリック・ラポルテを回すやり方を提案している。ラポルテはレフティーの選手で、守備を考えるなら悪くないやり方だ。しかし今季は左のセンターバックで印象的なプレイを見せていただけに、そこを変えるのは少しばかり勇気が必要だ。

あるいはダニーロを左に回し、ウォーカーを右サイドでスタメン復帰させるかだ。いずれにしても、マンCがこの一戦でベストな最終ラインを揃えられることはなく、どこかで妥協が求められる。リヴァプールの強力なサイドアタックをどう止めるかはマンCが以前から抱えてきた課題だが、名将ジョゼップ・グアルディオラはどのようなプランを練っているのか。

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