[移籍]李忠成、浦和と契約更新ならず…… 新天地に選んだのは横浜FM

浦和から横浜FMへ移籍することとなった李忠成 photo/Getty Images

『日本一を獲る』という熱い思い

横浜F・マリノスは27日、浦和レッズからFW李忠成を獲得したと発表した。

今月19日に33歳の誕生日を迎えたばかりの李は、FC東京の下部組織出身で、2004年にトップチームへ昇格を果たした。2005年からは柏レイソルで、2009年からはサンフレッチェ広島で活躍。そして2012年に海外挑戦を決断し、イングランドのサウサンプトンへ移籍した。しかし、怪我や監督交代などの影響もあってか出場機会に苦しみ、FC東京への期限付き移籍などを経て、2014年にJリーグ復帰。浦和レッズに加入し、5年目となる今季は明治安田生命J1リーグ20試合に出場し、3ゴールを挙げていた。

そんな李は浦和の公式サイトを通じて「本当に浦和レッズの全てに感謝しています。5年間ありがとうございました。僕にとって5年間在籍した浦和レッズは『愛』の溢れた偉大で、すばらしいチームでした。たくさんの愛を与えられ、正直最初はその受け取り方、返し方に悩んだ時期もありました。しかし、いつしかその愛に真摯に向き合うことで、僕は浦和の一員として大きな幸せを感じていました。 浦和での5年間で掛け替えのない多くの感動、歓喜を、ファンのみなさん、サポーターのみなさん、チームメート、レッズに関わる全ての方々と共有できたことをとても誇りに、幸せに思います」と、これまでの5年間を振り返った。。
さらに、移籍理由について「2019年もそんなチームでみなさんとともに戦い、Jリーグ・ルヴァン・天皇杯・ACLと全てのタイトルを獲り、また喜びを共に分かち合いたかったのですが、残念ながらレッズからの契約更新はありませんでした。サッカー選手として次に進む道を考えなければいけない中、複数のクラブのお話の中から横浜F・マリノスの一員として共に戦うことを決めました」と明かしている。

そしてその横浜FMの公式サイトでは「伝統あるチームでプレイできることに自分自身への期待と責任を感じています。監督、GMからの『日本一を獲る』という熱い思いを伺ったとき、過去僕が感じた感動がまた身体を駆け巡るのを感じました。僕にできることは、今まで培ってきた経験をプレイだけではなく、精神面でもチームに還元していくことだと思っています。一ミリの妥協もなく、日々練習に取り組み、試合ではチームの勝利に貢献できるよう、持てる限りの力を発揮していきたいと思います。夢を持つ素晴らしさと、それを実現する大きな喜び、マリノスに携わる全ての方々と共に感動したいと、今はその一心でいます。一日も早くマリノスの一員と認められるよう全力で走っていきます」と意気込みを語っている。

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