ベッカム2世が大ピンチ!? W杯で大活躍のパサーの評価が怪しくなってきた

トッテナムのトリッピアー photo/Getty Images

代表の定位置は保証されず

ロシアワールドカップでは準決勝クロアチア代表戦で直接フリーキックを叩き込むなど、デイビッド・ベッカム2世としてキック精度を絶賛されているのがトッテナムのDFキーラン・トリッピアーだ。右のサイドバックを本職とするトリッピアーはセットプレイのキッカーを担当することも多く、右サイドを駆け上がってのクロス精度に定評のある選手だ。ワールドカップでも評価を大きく高めることに成功し、ベッカム2世として代表で定位置を確保したかに思われた。

しかし、今季に入ってからトリッピアーの評価が怪しいものとなってきている。トッテナムでのパフォーマンスがやや不安定だからだ。特に問題視されているのは守備の部分で、ポジショニングなど守備の対応で軽さが見られるのだ。英『FourFourTwo』もワールドカップ後のトリッピアーが万全の状態ではないと取り上げており、批判的な意見も出てきている。トッテナムではセルジュ・オーリエや若いカイル・ウォーカー・ピータースに出番を与えてはどうかといった意見まである。

また今季はマンチェスター・シティが4バックを採用する機会が多く、センターバックに回ることもあったイングランド代表DFカイル・ウォーカーが右のサイドバックでプレイしている。イングランド代表を指揮するガレス・サウスゲートはロシアワールドカップでウォーカーを3バックの一角で起用していたが、サイドバックで起用する場合はトリッピアーとの競争が起こる。さらにリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドも成長を続けており、今季はジョー・ゴメスも元気だ。ゴメスはリヴァプールで主にセンターバックを任されているが、サイドバックも担当できる。より守備を意識するならゴメスでもいいだろう。

同メディアはワールドカップでイングランドが3バックを採用していたことがトリッピアーの活躍に繋がっていたと伝えており、トリッピアーの後方は常にウォーカーが快足を飛ばしてカバーしてくれていた。しかし4バックのトッテナムではそのような存在はいない。トリッピアーも攻撃に集中するだけでなく、守備での貢献も求められている。そこが怪しいままでは、過熱するイングランド代表のサイドバック争いで生き残っていくことはできないかもしれない。ワールドカップで最高の瞬間を味わったベッカム2世が難しい時を過ごしている。

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