Jリーグ杯初制覇の湘南 “粘り勝ち”を象徴する驚きのスタッツとは

決勝ゴールを挙げた杉岡(29番) photo/Getty Images

後半、あの数値が“ゼロ”だった

27日にYBCルヴァンカップ(Jリーグ杯)の決勝戦が行われ、湘南ベルマーレが横浜F・マリノスに1-0で勝利した。

キックオフ直後から山﨑凌吾、梅崎司、石川俊輝の1トップ・ツーシャドーを起点にハイプレスを敢行し、F・マリノスのビルドアップを妨害したベルマーレ。連動性溢れるプレッシングで試合の主導権を握ると、36分に速攻に加わった杉岡大暉が強烈なミドルシュートを放ち、先制点を挙げた。

後半は疲労の蓄積によりプレスの強度が落ち、F・マリノスに押し込まれる展開が続いたベルマーレであったが、リトリートして自陣ゴール前を固め、相手に決定機を与えず。最後まで相手のクロスやシュートを跳ね返し続け、栄冠を手にした。
この試合でベルマーレは2本のコーナーキックを獲得したが、後半は1本も得ていない。いかにF・マリノスの猛攻を受けて自陣に釘付けにされ、自軍の攻撃機会が少なかったかが窺えるが、曺貴裁監督のもとで磨き上げた組織的な守備が、大一番で花開いたと言えるだろう。



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