オバメヤン、ラカゼットだけじゃない! アーセナル支える4人の”陰の英雄”

アーセナルのホールディング photo/Getty Images

目立つことは少ないかもしれないが……

現在公式戦9連勝と波に乗るアーセナルでは、やはりピエール・エメリク・オバメヤンとアレクサンドル・ラカゼットのストライカーコンビが注目を集めるだろう。2人が揃って得点を記録する試合も珍しいものではなくなり、この9連勝の中でどちらも得点を決めなかったのは4試合のみだ。

しかし、英『Squawka』は忘れてはいけない隠れたスターが存在すると伝えている。大絶賛される機会は少ないかもしれないが、チームの勝利を陰で支える英雄たちがいるのだ。

1.ロブ・ホールディング
シュコドラン・ムスタフィ、今夏新加入のソクラティス・パパスタソプーロスがセンターバックのファーストチョイスだった中でチャンスを活かしたのが23歳のホールディングだ。ホールディングはヨーロッパリーグや国内カップ戦でのターンオーバー要員だったが、プレミアリーグ第6節エヴァートン戦でパパスタソプーロスが前半39分に負傷。そこからはリーグ戦でも出場を続け、エヴァートン戦とワトフォード戦ではクリーンシートに貢献している。同メディアも落ち着きがあると評価しており、ホールディングの活躍は予想以上と言えよう。

2.ルーカス・トレイラ

サンプドリアから獲得したトレイラは、間違いなく今夏の目玉選手だった。当初はスタメン起用されなかったのだが、リーグ戦ではここ3試合続けてスタメン出場を飾っている。同メディアはトレイラのパワフルなプレイがアーセナルの中盤にエネルギーを与えていると評価しており、期待通りのパフォーマンスと言えるのではないか。今夏の目玉選手だっただけに陰の英雄と呼ぶべきかは迷うところだが、トレイラの存在が中盤で効いているのは間違いない。5-1で勝利したフラム戦では6度ものインターセプトを記録しており、これはアーセナルの選手の中では今季最多の数字となっている。

3.アレックス・イウォビ

メスト・エジル、ヘンリク・ムヒタリアンに加えてオバメヤンも2列目のワイドな位置に入ることが増えているため、イウォビにとって甘い環境ではない。しかし出場機会が与えられた際には積極的なプレイを見せており、同メディアはファイナルサードにおける突破力はアーセナルNo.1だと絶賛している。さらには豊富な運動量を活かした献身的な守備も評価されており、指揮官ウナイ・エメリとしては信頼が置けるバックアッパーといったところだろうか。ヨーロッパリーグ、国内カップ戦でも勝利を重ねていくには、イウォビのような役割をこなす選手が欠かせないのだ。

4.ペトル・チェフ

最後はチェフだ。この選出を意外と感じた人もいるかもしれないが、チェフもこの連勝劇に大きく貢献している。チェフは開幕直後のチェルシー、マンチェスター・シティとのゲームで足下の技術に不安があるところを露呈してしまい、サポーターは今夏獲得したベルント・レノの先発を求めていた。しかしチェフはウェストハム戦で13本のシュートを浴びながらクリーンシートに貢献するなど、信頼を取り戻すパフォーマンスを見せている。ただしチェフは9月末のワトフォード戦でハムストリングを痛めてしまったため、まずは回復が最優先となる。


この4人はスポットライトを浴びるスーパースターではないかもしれないが、確実にチームの勝利に貢献している。9連勝はエジルやオバメヤンら世界的ネームバリューを誇る選手たちだけの奮闘で実現するものではないのだ。

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