韓国の攻撃に耐え続けたが......
現地時間1日に男子アジア競技大会の決勝戦が行われ、U-21日本代表がU-23韓国代表と対戦した。
韓国代表が複数人による連動したハイプレスを仕掛けてきたこともあり、日本代表は自陣に釘つけとなる。23分にはファン・ウィジョにドリブルで自陣ペナルティエリアに侵入され、決定的なシュートを放たれるが、GK小島の好セーブで難を逃れた。
最前線までボールが届かない時間が続いた日本代表は、ドリブラーの三好を中心に反撃を試みる。28分、その三好が鋭いドリブルで敵陣ペナルティエリア右隅に侵入し、強烈なシュートを放つが、こちらは韓国代表のGKチョ・ヒョヌのファインセーブに阻まれた。その後も韓国代表の速攻に手を焼いた日本代表であったが、守備陣が相手のシュートの場面で体を張りゴールを許さず。前半を無失点で終えた。
日本代表は後半も韓国代表のプレスをいなせず、波状攻撃に晒される。64分にはファン・ヒチャンにサイド突破を許し、同選手のクロスを受けたファン・ウィジョにペナルティエリア内で強烈なシュートを放たれるも、このシュートはゴール右に逸れた。このピンチ以降も自陣ゴール前で守備ブロックを形成し、少ないカウンターのチャンスに賭けた日本代表であったが、パスやシュートの精度を欠いて決定機を創出できず。試合は両チーム無得点のまま延長戦に突入する。
ここまで韓国代表の猛攻を凌いできた日本代表であったが、ついに守備を崩されてしまう。93分、“韓国のメッシ”という愛称で知られるイ・スンウに自陣ペナルティエリア内でボールを拾われると、左足による強烈なシュートを放たれ、先制点を奪われた。なおも攻撃の手を緩めない韓国代表は101分、ソン・フンミンが蹴ったフリーキックにファン・ヒチャンがヘディングで反応し、追加点をゲット。その後、日本代表は延長戦から投入された遠藤、旗手らを中心に相手ゴールに迫ったものの、115分に得たコーナーキックから上田がヘディングでゴールを陥れるに留まり、準優勝で同大会を終えた。
[メンバー]
U-21日本代表:小島 亨介、板倉 滉、杉岡 大暉(→遠藤 渓太 91)、原 輝綺、立田 悠悟、長沼 洋一(→初瀬 亮 99)、三好 康児、岩崎 悠人(→旗手 怜央 106)、松本 泰志、渡辺 皓太(→神谷 優太 109)、上田 綺世
U-23韓国代表:チョ・ヒョヌ、キム・ミンジェ、キム・ジンヤ、キム・ムンファン、チョ・ユミン、イ・ジンヒョン(→チャン・ユノ 88)、ファン・インボム、キム・ジョンミン(→イ・スンウ 57)、ソン・フンミン(→ナ・サンホ 120+1)、ファン・ヒチャン、ファン・ウィジョ(→ファン・ヒョンス 118)
[スコア]
U-21日本代表 1-2 U-23韓国代表
[得点者]
U-21日本代表:上田 綺世(115)
U-23韓国代表:イ・スンウ(93)、ファン・ヒチャン(101)
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