レーヴの時間はもう終わり? ドイツ、まさかのグループステージ敗退で独メディアは厳しい指摘

ドイツ代表監督のレーヴ photo/Getty Images

まさかのグループステージ敗退

1か月でこうも評価が変わってしまうものなのか。ロシアワールドカップでまさかのグループステージ敗退に終わったドイツ代表監督ヨアヒム・レーヴに厳しい視線が注がれている。

レーヴは5月に契約を2022年まで延長しており、ドイツほど安定している代表チームは他にいないはずだった。ところがメキシコ代表、スウェーデン代表、韓国代表と同組になったグループFを突破することができず、まさかのグループステージ敗退に終わった。

独『DW』は前回大会の優勝などレーヴの功績は評価しているが、もうレーヴの時間は終わりではないかと主張している。何より大きな誤算だったのは、レーヴがこれまで信頼してきたベテラン陣の調子が上がらなかったことだ。メスト・エジル、サミ・ケディラ、マッツ・フンメルス、負傷明けの不安がありながらも3試合全てに先発させたGKマヌエル・ノイアーなどレーヴは前回大会優勝メンバーを深く信頼していた。同メディアはそれが仇になったのではないかとの見方を示している。
さらにスピード不足も指摘されている。ドイツは守備から攻撃までタレントが揃うが、同メディアは世界基準のスピードを誇っていたのはFWティモ・ヴェルナー1人だけと指摘。攻撃のスピードが今ひとつだったことも得点力不足に陥った原因の1つなのかもしれない。スピード不足といえば、レーヴはマンチェスター・シティFWレロイ・サネをメンバー外としている。これも批判材料となるだろう。

当たらなかった采配、遅い交代策など同メディアはレーヴを厳しく批判しているが、ドイツはここからどうスタートを切るのか。エジル、ノイアーといった黄金世代に1つの区切りがつけられるのは間違いない。

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