ブラジルに内紛の危機か エースに侮辱された主将が心境を吐露

コスタリカ戦でブラジルのキャプテンマークを託されたT・シウバ photo/Getty Images

エースに一定の理解を示すT・シウバ

ロシアW杯で初白星をゲットし、歓喜に沸くサッカー王国ブラジルだが、その陰で揉め事が起きていたようだ。

22日に行われたロシアW杯のグループE第2節で、コスタリカと対戦したブラジル。相手の粘り強い守備に苦戦したが、後半ATの2発でなんとか勝利にこぎつけた。劇的勝利をきっかけに、勢いを取り戻しそうな雰囲気が漂っているが、そう簡単にはいかないかもしれない。

この一戦の終盤に相手選手がピッチに倒れ、コスタリカが一旦ボールを外へ出すと、主将を務めたチアゴ・シウバは、フェアプレイの精神で再開直後にボールを返した。その際、なかなか得点が奪えないことに焦るネイマールから侮辱を受けたという。
米『ESPN』などによると、試合後のインタビューに応じたT・シウバは「彼(ネイマール)を弟のように思い、面倒を見ようとアドバイスもしてきた。今日は本当に悲しかったよ。ボールを返したとき、彼は私をたくさん罵倒してきたんだ」と明かした。

ただ、エースに一定の理解を示すこの主将は「彼が正しかったとも思うよ。相手が試合のペースを落とそうとしていたからね」と述べた上で「彼も背負っている重圧がある。(今回の勝利で)第3戦はもっとリラックスできるんじゃないかな」と話している。大人な対応を見せたT・シウバのおかげで、なんとか内紛はを回避できそうだが、はたして。

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