ノイアーのドイツ代表入りに闘将は不満げ「大きすぎるリスクあることに気付くべき」

長期離脱していたノイアー photo/Getty Images

大きすぎる8か月の離脱

先日ドイツサッカー連盟が発表したロシアワールドカップへ向けた代表候補27名の中には、今季怪我で長期離脱していたバイエルンGKマヌエル・ノイアーの名前も入っていた。ドイツでは名手と呼べるGKが揃っているが、今回呼ばれたのはノイアー、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、ケビン・トラップ、ベルント・レノの4名だ。

最終的にはメンバーが23人に絞り込まれるため、まだノイアーがワールドカップに出場できるかは分からない。しかし代表監督ヨアヒム・レーヴがギリギリまでノイアーの状態を確認したいと考えているのは明らかだ。ノイアーは世界最高のGKの1人との評価を得ているため、最後まで粘る判断も頷ける。しかし独『Spox』によると、元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏はノイアーの状態を疑問視している。ドイツは6月に入ってから2日にオーストリア代表、8日にサウジアラビア代表とテストマッチを行うが、これだけでノイアーの出来を判断するのは危険との考えだ。

「最終的にはトレーニングを見て決めることになるのだろう。だが、彼が良いパフォーマンスができるとは思えない。たとえ2つ国際親善試合があるとはいえ、大きすぎるリスクがあることに気付くべきだし、彼も自分自身に問うてみるべきだ。8か月も離脱していながらW杯でプレイする資格があるか?とね」
GKは1つのミスが失点に直結する危険なポジションだ。試合勘の鈍りは大惨事に繋がりかねない。安全策ならバルセロナで活躍するテア・シュテーゲンにゴールマウスを任せることになるだろうが、レーヴはノイアーの状態を冷静に見極められるだろうか。


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