蘇るCWC制覇後の悪夢 ジダン率いるレアルがアンチェロッティ政権時と同じような状況に

好調だったチームはどこに

公式戦40試合連続で無敗を記録するなど絶好調だったジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリードが突然おかしくなってしまった。1月15日のリーグ戦でセビージャ相手に敗れて無敗記録がストップすると、その3日後のコパ・デル・レイ準々決勝セルタ戦1stレグも1-2で敗北。絶対勝利が必要となった2ndレグも2-2で引き分けてしまい、大会から姿を消すことになってしまった。無敗記録を継続していた時は3冠達成も夢ではないと言われたが、その夢はあっさりと消えることになってしまった。

この状況にスペイン『as』は、カルロ・アンチェロッティが指揮していた2014-15シーズンと似たような感じだと伝えている。当時もアンチェロッティは22試合連続勝利の記録を作るなど絶好調だった。しかし2015年に入ったとたんに勢いが衰え、4日のバレンシア戦を1-2で落としてしまった。その3日後にはコパ・デル・レイでアトレティコ・マドリードに0-2で敗れてしまい、まさに今のジダン政権と同じような状況になっている。

共通しているのは、どちらもクラブワールドカップを戦っているということだ。今季のレアルは日本で開催された同大会で鹿島アントラーズと決勝で激突し、激闘を制して優勝している。その際もやはり今季のレアルは負けないと評価されたものの、アンチェロッティ政権時と同じく年明けから調子を崩してしまった。
ただし、アンチェロッティはその後リーグ戦で5連勝を達成するなどチームを立て直している。優勝はできなかったが、チャンピオンズリーグでもチームをベスト4には導いている。ジダンも修正をかけていく必要があるが、レアルを再び正しい軌道に戻すことができるか。

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