直近7試合で “7ゴール” オリーセ、エゼらにも負けない脅威となった大型FWの得点能力が開花中

得点ペースが上がってきたマテタ photo/Getty Images

2戦連続2ゴール

クリスタル・パレスに所属するFWジャン・フィリップ・マテタがシーズン終盤を迎えた今、得点能力が開花している。

2021年1月にマインツからクリスタル・パレスへ期限付き移籍でやってきたマテタ。翌年より完全移籍で正式にパレスの一員になった同選手は今シーズン、同チーム加入後最高のパフォーマンスを見せている。

延期分のプレミアリーグ第29節のニューカッスル戦でも2ゴールを挙げ、チームを勝利に導いたマテタ。これで2試合連続での2ゴールを記録し、リーグ戦直近7試合で7ゴールという圧巻の成績を残している。オリヴァー・グラスナー新監督に変わって以来同選手のパフォーマンスは上がっている。
英『BBC』もマテタの活躍に注目しており、「監督はこの試合前、このフォワードの仕事量と、エベレチ・エゼやマイケル・オリーセのような選手にスペースを作る走り方を称賛していたが、ここ数週間、彼が別次元のレベルに達しているのは、そのフィニッシュ力だ」と、同選手の決定力が向上していることを称賛した。

マテタは192cmという恵まれた体躯やスピードを生かしたフィジカル的特長が大きな武器となっているが、ここ最近はポストプレイやエゼ、オリーセとの連携を見せ、様々なことができる選手へと成長している。カウンターを1人で完結できるパワーも魅力的だが、ニューカッスル戦の1点目のように自らポストプレイをして、再び抜け出す動きから得点を奪うなど、プレイの幅が広がっている。

クリスタル・パレスはエゼとオリーセという2人のウイングに目が行きがちだが、マテタも2人に負けないほど相手にとっては脅威となりつつある。シーズン終盤の量産でプレミアリーグ11ゴールをマークしているマテタ。ストライカーが覚醒したことで、チームも3連勝とノリに乗っている。


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