バイエルンの主力CBだったはずが今はベンチ要員に…… まさかの序列低下となった仏代表DFはEUROでもピンチに

バイエルンでプレイするウパメカノ photo/Getty Images

CLアーセナル戦でもベンチに

9日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでアーセナルと対戦したバイエルンは、エリック・ダイアーとマタイス・デ・リフトの2人をセンターバックとして起用した。

その戦いをベンチから見守っていたのは、韓国代表DFキム・ミンジェとフランス代表DFダヨ・ウパメカノだ。当初はこの2人がセンターバックの1番手ペアだったが、シーズン途中に序列が変わったのだ。

ウパメカノの現状に関しては、今夏のEURO2024に臨むフランス代表監督ディディエ・デシャンも気にしているかもしれない。ウパメカノは2022ワールドカップ・カタール大会の決勝・アルゼンチン戦でも120分間フル出場を果たしており、フランス代表の重要戦力だ。しかしクラブで出番が限られているとなれば、代表での序列も落ちる可能性がある。
『Canal +』によると、ウパメカノは批判も受け入れるしかないと前を向く。今はトレーニングに励むしかないのだ。

「批評も僕たちの仕事の一部だ。自分の能力が劣っているとは思わないけど、2試合続けてレッドカードをもらってしまったことがあったからね。最も重要なことはトレーニングを続けることであり、今僕がやっていることだ。決断を下すのは監督(トーマス・トゥヘル)だ」

ウパメカノは今年2月のCL・ラツィオ戦、その4日後にはブンデスリーガのボーフム戦で退場処分を受けていて、やや評価を落としてしまった。それ以降リーグ戦で先発したのは1試合のみで、しかもその1試合はハイデンハイムに2-3で敗れたものだ。

フランス代表はアーセナルのウィリアム・サリバ、バルセロナのジュール・クンデ、インテルのバンジャマン・パヴァール、リヴァプールのイブラヒマ・コナテらセンターバックをこなせる優秀なDFが揃っており、先発争いは厳しい。ウパメカノとてEURO2024で立場が安泰ということはないはずで、シーズン終了までにバイエルンでもう一度アピールする必要がありそうだ。

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