チームの “47%”ものゴールを生み出す21歳 チェルシーはパルマーに依存しすぎているのか

チェルシーに欠かせない選手に photo/Getty Images

英メディアは不在時のスタッツに注目

延期となっていたプレミアリーグ第29節でアーセナルと対戦したチェルシー。

FAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦は0-1で敗戦してしまったものの、前節はエヴァートンに6-0の大勝。シーズン終盤に勢いを増してきたかのように思われたが、まさかの0-5で敗戦。ライバルのアーセナルに手も足も出なかった。

アーセナルに大敗を喫したこの試合、チェルシーはエースのコール・パルマーを怪我で欠いた。指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノは試合前に「パルマーフットボールクラブではないことを示すよ」とコメントしていたが、結果的にパルマー不在の大きさを痛感することとなった。
そんななか、英『THE Sun』はパルマー不在時のチェルシーのスタッツに注目している。今シーズン、リーグ戦で61ゴールをマークしているチェルシーだが、そのうちの29ゴール(20ゴール9アシスト)はパルマーが直接的に関わっており、チームの全体の47.5%ものゴールがパルマーから生まれている。

パルマーがチェルシーのサイドにいる時は1試合平均2.2ゴールを記録するが、同選手がプレイしていない時は1試合平均1.3ゴールにまで減少するという。さらに勝率も45.5%から37.5%と大きく減少してしまう傾向にあるようだ。獲得勝ち点も1.57から1.3へと減少し、同選手の29ものゴール関与がなければ、チェルシーは勝ち点を20ほど落とし、降格争いを強いられていた可能性があると、同メディアは綴っている。

加入後、すぐにチームのエースとなったパルマーはチェルシーでここまで公式戦39試合に出場し23ゴール13アシストをマークしており、チームの攻撃を牽引してきた。パルマー不在時には1試合あたりの失点数は1.9から1.1へと減るようだが、やはりゴール数や勝率には大きな影響を及ぼしている。

現段階ではポチェッティーノ率いるチェルシーはパルマーに依存していると言わざるを得ず、同選手不在の中でも勝てるチーム作りが今後の課題の1つと言えるだろう。

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