ついに11ゴール5アシストに到達 ハフェルツのクオリティを疑うものはもはやいない

チームの3点目を決めるハフェルツ photo/Getty Images

シーズン序盤の不出来が嘘のよう

アーセナルはプレミアリーグ第29節延期分で、チェルシーと対戦。このところ調子を上げてきたように見えるブルーズ相手に苦戦するのではとの見方もあったが、蓋を開けてみれば5-0の大勝となった。

この試合で2ゴールを挙げ、リーグ戦得点数を「11」まで伸ばしたのがMFカイ・ハフェルツだ。

ハフェルツは前半にいくつかのチャンスを逸していたが、後半に入った57分にマルティン・ウーデゴーからの尾を引くような長いスルーパスに反応。落ち着いたフィニッシュでチームの3点目を奪取すると、65分にもペナルティエリアでブカヨ・サカからのパスを受け、渋滞をすり抜けるようにボールをゴール右隅へ叩き込んだ。
ハフェルツは昨夏にチェルシーから獲得された選手だが、その古巣相手の見事な2ゴール。チェルシーではリーグ二桁得点を記録していたことはなく、英『football.london』は「ついに見つけた本当の居場所を楽しんでいるようだ」と評点「9」の高得点をハフェルツに与えるとともに、アーセナルへの移籍が成功であったことを祝っている。

シーズン序盤はほとんどゴールに絡むこともなく、頼りなさげにピッチを彷徨うばかりだったハフェルツ。OBからも批判の声が噴出したが、ハフェルツに疑念を抱いた一人であったマーティン・キーオン氏もそれは誤りであったことを認めている。

「シーズンの初めには、我々は確信が持てなかった。どう使うか迷っているようだったが、今の彼の落ち着きを見れば、そうしてよかったと思う。クオリティや動きを見てほしい。彼は中央のポジションにゴーストインするが、それをかなりの回数で行っている。最近のゴール関与はクレイジーだよ。彼ら(チーム)は彼に時間を与え、監督は彼を信じていた。そして彼は今、バケツでもってそれを返済しているところだ」

序盤の不出来が嘘のように輝いているハフェルツは、今や欠かせない戦力としてアーセナルのタイトルレースを後押ししている。そのクオリティを疑うものは、もはやいないと言ってよいだろう。

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