2012年から2年間マンチェスター・ユナイテッドでプレイした左サイドバックのアレクサンデル・ビュットネルは、残念ながらポジションを掴むことはできなかった。マンUでは13試合に出場するに留まり、近年の補強の中では失敗作と言っていいだろう。
しかし、ビュットネル本人はマンUで失敗したとは思っていない。英『METRO』によると、ビュットネルは「マンUでの冒険は失敗ではなかったよ。僕はプレミアリーグ王者になったんだ。ジェラードですらできていないことをね。マンUでは成長することができた。チャンピオンズリーグ準々決勝にも出て、ロッベンと対戦したしね」とコメント。マンUでの2年間を失敗とは捉えていないようだ。
ビュットネルはあまり試合に出場することはできなかったが、チームはアレックス・ファーガソン氏にとって最後の指揮となった2012-13シーズンにリーグ制覇を果たしている。一応はビュットネルもプレミアリーグ制覇を経験した選手ということになり、確かにそれは元リヴァプールMFスティーブン・ジェラードでも達成できていないものだ。
また、ビュットネルはマンUでチームメイトだった日本代表MF香川真司とも仲が良いと言われていた選手だ。香川もビュットネルと同じ2012年に加入しており、リーグ制覇を経験している。香川にとっては不本意な出来に終わったかもしれないが、ビュットネルはプレミア王者になったことを誇りに感じているようだ。