今季5得点目の香川にドイツ紙は及第点の評価 「香川は沈黙の中でゴールを決めた」

試合中にサポーターがなくなる悲劇

ブンデスリーガ第26節で香川真司の所属するドルトムントは、マインツに2-0のスコアで勝利を収めた。3試合ぶりに先発出場の機会を掴んだ香川は、2016年初ゴールを決めて12月に行われたヴォルフスブルク戦以来となる今季5ゴール目を記録した。

香川のゴールが生まれたのは73分。MFヘンリク・ムヒタリアンのパスに抜け出したFWピエール=エメリク・オバメヤンがゴール中央に折り返しのクロスを送り込む。このボールめがけて飛び込んだ香川が右足で押し込んで待望のゴールを決めた。その際、試合中ゴール裏で観戦していたサポーターが心臓発作を起こして亡くなったことから、得点者のアナウンスなどは行われなかった。そして、このことを受けて両チームのサポーターは後半、チャント(応援歌)を歌わなかった。

ドイツ『kicker』は「香川は沈黙の中でゴールを決めた」という見出しでこの試合を報じた。またドイツ『Bild』の試合後の採点(ドイツ紙は1が最高点、6が最低点)では、及第点となる「3」がついた。ドルトムントではDFマッツ・フンメルスと、先制ゴールを決めたFWマルコ・ロイスが「2」と高い評価を獲得。両チームを通じて、最も高い評価を得たのはドルトムントの決定機を幾度も阻止したマインツのGKロリス・カリウス。単独で最高評価となる「1」を獲得した。
ドルトムントはミッドウィークに行われるUEFAヨーロッパリーグ、ラウンド16・2ndレグのトッテナム戦を挟んで次節、敵地でアウグスブルクと対戦する。

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