マージーサイドダービーで痛恨の敗戦 主将ファン・ダイクはパフォーマンスに不満 「彼らは本当にリーグ優勝したいのか?」

本来のパフォーマンスを発揮できず photo/Getty Images

優勝争いに大きなダメージ

延期となっていたプレミアリーグ第29節でエヴァートンと対戦したリヴァプール。アーセナル、マンチェスター・シティとの三つ巴のタイトルレースを制するためにも、このマージーサイドダービーは勝利が必須だった。

しかし、セットプレイの流れからエヴァートンに2失点を許し、リヴァプールは0-2で敗戦。チャンス自体は多くあったものの、決め切ることができず、痛恨の敗戦を喫してしまった。

落としてはならないシーズン終盤の直近3試合で2敗目を許してしまったリヴァプール。キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクは試合後、英『BBC』にて「彼らは本当にリーグ優勝したいのか?」とコメントし、この試合のチームのパフォーマンスに不満を述べた。
「試合全体を通してこのようなプレイをし、チャレンジに勝てず、レフェリーにフリーキックを与える機会を与えてしまうようでは、タイトルを獲得するチャンスはない。いろいろな意味で非常に残念だ。誰もが鏡を見て、自分のパフォーマンスを見て、すべてを出し切ったかどうかを考えなければならない」

「タフな試合だし、降格圏に近い相手に対してもっとうまくやらなければならないのは明らかだ。今日のようなプレイをすれば、タイトル争いに加わるチャンスはない」

シティの試合はまだ行われていないが、同じくタイトル争いを繰り広げているアーセナルはチェルシーに5-0の大勝を収め再び首位に浮上。首位アーセナルとの勝ち点差は3となり、3位のシティとの勝ち点差は1となった。シティは現在2試合少ない状況であり、第29節のブライトン戦に勝利すれば、1試合少ない中でリヴァプールを上回り2位に立つことになる。

緊迫したタイトルレースでは1試合の敗戦が大きなダメージとなり、リヴァプールはタイトル争いから脱落したという声も挙がっている。残されたリーグ戦は4試合となったが、リヴァプールは残り全勝することが逆転優勝への最低条件となる。そのためにも第35節のウェストハム戦は絶対に落とせない一戦となる。


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