「本田よ、10番を返上せよ」現地ジャーナリストがミラン本田に提言

その番号は名誉であると同時に重荷

直近のローマ戦、イタリア杯のカルピ戦で先発し、2試合連続でアシストを記録したMF本田圭佑はミランでの立ち位置をポジティブなものにしつつある。

伊『カルチョメルカート』のフェデリコ・アルブリツィオ記者はこの2試合に共通する要素として本田を挙げ、その働きぶりを称賛。ローマ戦でクツカの同点弾をアシストし、カルピ戦でバッカの先制弾をアシストしたパフォーマンスを「サンシーロの観衆が求めていたもの」と評した。

しかし、評価を上げつつある一方でまだまだ懐疑的な見方は強いと同氏は指摘し、その原因に本田が背負う10番を挙げた。この番号はズボニミール・ボバン、ルイ・コスタ、クラレンス・セードルフといった名選手が代々ミランで背負ってきた番号であり、名誉と重責を意味する特別な番号だ。アルブリツィオ記者は本田が背番号を変えることで必要以上のプレッシャーから開放され、クラブ残留が懸かった今後の重要な6ヶ月を戦ううえでパフォーマンス向上に繋がると見ている。
同氏はあわせて、本田が10番を返上した際にこの番号を引き継ぐ選手はジャコモ・ボナヴェントゥーラが相応しいとした。ボナヴェントゥーラはサンシーロのファンから人気があるうえに、数少ない個人でのクオリティを持ち、献身性と連携面でチームに影響を与えられる選手だ。新加入選手が引き継ぐ可能性については、ミランのターゲットと目されるゼニトMFアクセル・ヴィツェル、ジェノアMFディエゴ・ペロッティを候補に挙げている。

本田にとってミランは憧れのクラブであり、10番は自身が望んだ番号だ。ミランに残るために、片方を手放さなくてはならないのだろうか。

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