現地時間15日、元スペイン代表ラウール・ゴンサレスを擁するニューヨーク・コスモスは、NASL(北米サッカーリーグ、2部相当)チャンピオンシップ決勝でオタワ・フューリーFCに3-2で勝利。その結果ニューヨーク・コスモスはレギュラーシーズン優勝に続いてタイトルを獲得し、この試合で現役引退を表明していたラウールはラストゲームを勝利で飾った。
ラウールは現役生活を振り返り「タイトルを獲得したことは別に、私が得たもので大切にしているのは、私がプレイしたクラブだけでなく対戦相手や多くの人びとから評価されたこと。それが最大の報酬だった」とコメントした。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現役生活最後の試合が人工芝だったことについて問われると「サッカーができることに変わりはない。どんな場所でも近所の子どもたちとストリートでサッカーを始めたころの情熱を楽しみながら持ち続けていたい。プロの選手ではなくなってもその気持ちは変わらない」と、サッカーに対して失うことのない情熱を持っていることを明かした。
そして、引退後の展望をについては「これからのことについてはその時が来たら話すよ」と来月将来の計画について話すとほのめかし、最後に優勝トロフィーを獲得したことについて「幸せなだけでなく少し悲しい」と語っている。