まるで軍隊…… マンUの選手が怖がるファン・ハールの緊急招集

家族とディナーに行けない選手たち

マンチェスター・ユナイテッドはまるで軍隊のようなクラブとなっている。

英紙『サン』によると、マンUの指揮官ファン・ハールは、夜に緊急の練習を開くことが多々あるという。緊急という名がついている通り、選手たちに事前の通達はない。選手たちは午前、あるいは午後の練習を終えて家族との時間を楽しんでいるが、ファン・ハールから緊急招集がかかった場合はすべての予定をキャンセルしてキャリントンの練習場まで向かわなければならない。

これに戸惑っている選手も多いようだが、1番迷惑しているのは選手の家族だ。選手たちも家に帰ればパパの顔となり、家事を手伝ったり子供をあやしたりと父親としての仕事がある。たまには家族でディナーに行くのも良いだろう。しかしファン・ハールの招集がいつかかるか分からないため、ディナーに出かけることはほとんどない状態だという。レストランでディナーを楽しんでいたとしても、招集がかかれば食事をやめてキャリントンに向かう必要があるからだ。
これこそがファン・ハール独特の哲学であり、反旗を翻した選手は干されてしまう。リーグ戦で2位につけていることに誰も不満はないはずだが、軍隊のように緊急招集をかけられるやり方に不満を持つ者は多い。今年9月には主将のウェイン・ルーニーと副主将のマイケル・キャリックが練習内容を改善してほしいと訴えたが、彼らは緊急招集制度をどのように受け止めているのだろうか。

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