長年のライバルがロナウドに理解示す。アウベス「彼の器は大きい」

1対1を繰り返してきた2人

クラシコの1つの名物となっているのが、クリスティアーノ・ロナウドとダニエウ・アウベスのサイドを巡る攻防だ。レアルの攻撃のキーマンであるロナウドを抑えるのにアウベスは苦労し、またロナウドもアウベスの超人的な運動量に毎回手を焼いている。今回の試合でもアウベスがロナウドの肘が後頭部に当たったと倒れながらアピールする場面もあり、ロナウドとアウベスは毎回熱い戦いを繰り広げてきた。

今回の対決は結果的にアウベスが勝利する格好となったが、アウベスはスーパースターのロナウドの苦労に理解を示している。スペイン紙『マルカ』が同選手のコメントを伝えた。

「問題は彼の器が大きすぎることだよ。彼はいつも余分にスポットライトが当たっている。試合に勝てばすべての話題が彼に集中するけど、負ければ彼が批判の矢面に立つことになるんだ」
今回も0-4と大敗したことでロナウドを含むBBCに批判が集中しており、最近は負けるたびに移籍の話がちらつくようになっている。そんなロナウドの姿は対戦相手のアウベスにも気の毒に映るようだ。また、アウベスは今回の勝ち点3が大きいものだと認めながら、トロフィーを獲得するまでは気が抜けないと語っている。

「クラシコに勝ったことで僕たちのスピリットは空に舞っているかのようだ。クラシコはいつもタフな試合だからね。僕たちはアウェイで良い仕事ができたし、全ての局面で非常に優れていた。この勝利と勝ち点3は大きいよ。しかし僕たちが狙っているのはトロフィーだ」

どちらも攻撃陣が豪華なため、称賛も批判も攻撃陣に集まる傾向にある。サイドバックのアウベスがお立ち台に上がることはほとんどない。そんなアウベスには称賛と批判が繰り返されるロナウドが気の毒に思えてくるのだろう。ロナウドにとって今回が最後のベルナベウでのクラシコになるとも言われていたが、アウベスは批判されるライバルをどんな心境で見つめているのだろうか。

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