引退の覚悟を決め無敵となるか 武尊「体が壊れても勝てばいい」「過去最高で過去最強の体」 ラスト1試合、ロッタン戦へ既に並々ならぬ意気込み

引退を決断した武尊 (写真:本人インスタグラムより)

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勝利報告会見に出席

K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊が18日、都内で行われた「勝利報告記者会見」に出席し、現在の心境などを語った。

その武尊は8カ月ぶりとなる再起戦となった16日の「ONE173」で、デニス・ピューリックを圧倒し2RTKO勝利を飾った。試合後には次戦が現役最後の試合となることを明かすと、その後の会見でも「もし負けていたら今日引退していた」と語り、試合前から引退への決意の固めていたことを伺わせていた。

そして翌17日には、自身のSNSで「勝ちました。生き残った。試合後に発表させて頂きましたが、現役あと1試合。過去最強の武尊を作ります。応援よろしくお願いします」と改めて決意表明していた。
この日、勝利報告の会見に出席した武尊は「とりあえずストーリーが繋がったなと思い、ほっとしています」と本音を述べると、「次を考えなくて良いということは、出し切れるということなんで、体が壊れても勝てばいいので、過去最高で過去最強の体を作って、最後の試合必ず勝って終わりたいと思います」とラスト1試合を控える身となった心内も語った。

また武尊は今回の試合を振り返り、勝利できた要因も指摘。「これまではONEが採用するラウンドマストによる裁定を意識しすぎ、リズムが掴めずにいた」とし、今回は武尊本来の戦い方、「相手を徹底的に破壊しKOするバシレウススタイルに原点回帰した」ことが「上手くハマった」と明かした。

そして次戦、ラストの試合を飾る相手はもちろんロッタンで決定的となっている。武尊はその試合に向けて早くも始動している。本来なら「試合終わって、ケガとかも痛いけど、まぁいいやと思って1週間くらい休むんですけど、今回は試合翌日には体の悪いところ全部検査しに行って、治療始めて、一日でも早く練習再開できるように準備しています」と語った。

ただ戦いを終えたばかり、コンディションについては不安な点も残った。今回の検査の結果、右手の親指の骨にひびが入っていたことが判明した。武尊はそれでも「すぐ治ります」とロッタン戦には問題ないことをアピールして会見を終えた。

果たして武尊は次の戦いに向け、無事にコンディションを調整し、実力通りのパフォーマンスを発揮できるか。そうなればロッタンへのリベンジも十分可能だろう。仕上げきった最強の武尊に期待したい。

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