無所属期間が2年続いても引退は考えなかった ローマ、ウディネーゼなどでプレイしたイタリアのベテランFWが決めた“962日ぶり”のゴール

トルコのイスタンブールBBでもプレイしていたオカカ photo/Getty Images

キャリア再開の舞台はセリエC

無所属期間が2年続こうとも、イタリアのベテランFWに引退の考えは無かったようだ。セリエCにて962日ぶりとなるゴールを決めたのは、かつてパルマやサンプドリア、ワトフォード、ウディネーゼ、ローマ、イタリア代表でもプレイしたFWステファノ・オカカ・チュカだ。

オカカは2021年から2年間トルコのイスタンブールBBでプレイしてきたが、2023年に契約満了で退団。そこからフリーの期間が2年続いていたが、今夏にセリエCのラヴェンナFCと契約することになった。

そこでいきなり大仕事を果たすことになり、オカカは移籍後初戦となった27日のUSピアネーゼ戦で1ゴール、さらにコッパ・イタリア・セリエCのリミニFC戦でも2ゴールを記録。36歳を迎えたとはいえ、トップリーグでの戦いを知るオカカはセリエCの環境で脅威となるか。

ピアネーゼ戦でのゴールが実に962日ぶりのゴールとなったわけだが、オカカはこの2年間ずっと準備を続けてきたのだ。

「この2年はコンディションを整え、自宅で多くのゲームを観戦してきた。大切な人たちと過ごすことでエネルギーが満たされ、万全の状態で復帰できたと思う。まず兄がラヴェンナのプロジェクトを教えてくれて、それから会長とディレクターと話し合い、自分のポテンシャルを最大限引き出せるであろうこの旅に出ることを決めた。この2年間1度も引退を考えたことはない。家族と会う機会が増えたのは嬉しかったけどね。アンデルレヒト、ワトフォード、イスタンブールで過ごした時間が今の僕を形作っている。今振り返れば、あの時に着ていたユニフォームは素晴らしいチームのものばかりだし、誇りに思うよ」(『Gazzetta dello Sport』より)。

セリエCでの戦いは初となるが、チームの昇格に貢献できるだろうか。チームも開幕から11試合で9勝2敗と良いスタートを切っていて、ベテランFWオカカがキーマンの1人となるかもしれない。



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