夏だけで850億円を費やしたが…… 「我々の選手層は厚くない」スロットが怪我人の多さに不満を漏らす

リヴァプールのアルネ・スロット監督 photo/Getty Images

イサク、アリソンらが離脱中

カラバオカップ4回戦、リヴァプール対クリスタル・パレスの一戦が行われ、0-3で日本代表の鎌田大地が所属するアウェイチームが勝利を手にした。

10月の時点で、すでにこのカードはすでに3回実現している。コミュニティ・シールド、リーグ戦、そして今回のカップ戦であり、いずれもパレスが勝っている。

リヴァプールはこの試合に臨むにあたってメンバーを大きく変更してきた。リオ・ングモハをはじめとする10代の選手が多くメンバー入りしている。ただ、パレスはほとんどリーグ戦と変わらない陣容であり、その差は歴然だった。

『Sky Sports』ではリヴァプールの指揮官であるアルネ・スロット監督が控え中心のメンバーで臨んだこのパレス戦での選手起用について言及している。

「誰もがそれぞれの意見を持つ権利はあるが、我々が抱える戦力はおそらく15人か16人しかいない状況を考えて私はこの選択を下した」

「前回のリーグカップでサウサンプトンと対戦した時、ジョヴァンニ・レオーニが負傷した。夏に費やした移籍金ばかりに注目されるが、人々が思うほど我々の選手層は厚くない」

「多くの人々は我々のスカッドは25人だと主張しているが、実際には20人しかいない。さらに4選手が負傷している」

今夏の移籍市場ではアレクサンデル・イサク、フロリアン・ヴィルツをはじめとする実力者を獲得したリヴァプール。費やした金額は計4億5120万ポンド、日本円にすると857億円ほどとなる。

獲得した選手は計6人で、3人はDF、残りの3人は攻撃的な選手だ。しかし、前述したレオーニに加え、イサクとジェレミー・フリンポンが負傷。守護神であるアリソン・ベッカーも欠いており、怪我人が続出している。

そこにモハメド・サラーという昨季の主軸の不調が加われば、ここから盛り返すのはかなり厳しいといえるだろう。

主力を休ませることに成功したリヴァプールは11月2日、プレミアリーグでアストン・ヴィラと対戦する。現在のヴィラは絶好調で、直近でトッテナム、マンチェスター・シティを下している。

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