日本代表から漏れている旗手怜央の気になる今後 セルティックでのモチベーション低下を心配する声も「W杯が迫る中で状況は明るいとは言えない」

セルティックでプレイする旗手 photo/Getty Images

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マンネリ化の懸念

今夏のセルティックでは日本代表FW前田大然の移籍説が盛んに取り上げられることになり、前田は昨季の活躍から移籍市場でも人気銘柄となっていた。

前田にもステップアップしたいとの考えはあったようだが、それはMF旗手怜央も同じだったのではないか。前田と同様に旗手もセルティックの中心選手であり、中盤から違いを生み出せる選手として実力をアピールしてきた。

27歳の旗手にとっても今夏はステップアップのチャンスだったかもしれないが、具体的な話は無かった。そして現在はセルティックでもパフォーマンス低下が指摘されていて、日本代表メンバーからも漏れている。
地元紙『Daily Record』も現状を気にかけており、もう一度ベストバージョンの旗手を取り戻してほしいと伝えている。

「セルティックは中盤で適切なコンビネーション、バランスを見つけるのに苦労しているが、才能ある旗手を再び燃え上がらせることが問題の解決となるかもしれない。昨年もまさに同じ時期に旗手は輝きを放った。アバディーンとの首位攻防戦でのゴール、CLでのアタランタ、ライプツィヒ相手の素晴らしいパフォーマンスがあり、旗手はその中心にいた。チームにとって、彼は再びその中心にいなければならない」

「セルティックでのキャリアを通して旗手は魔法のような瞬間を生み出してきたが、今その魔法は見えない。セルティックのゲームを定期的に見る人の中には、マンネリ化を懸念する声もある。古橋は3年半の在籍を経てリーグ・アンへと移籍し、前田も同じ気持ちだっただろう。旗手の気持ちは彼だけが知っているが、日本代表の森保一監督は旗手を招集しておらず、2026W杯が迫る中で状況は明るいとは言えない」

セルティックでのプレイも4シーズン目を迎え、現在は日本代表からも漏れている。中盤ではマインツMF佐野海舟がスタメンを奪う勢いを見せていて、チャンスメイカーの鎌田大地、絶対的リーダーの遠藤航、リーズ・ユナイテッドでプレミアリーグの戦いを経験中の田中碧、スポルティングCPの守田英正などライバルは多い。W杯メンバー入りへ状況はやや厳しく、旗手がモチベーションを失いつつあるのではと同メディアは心配しているのだ。

W杯へ再び代表に入るには、クラブで決定的なプレイを見せるしかない。好調時の旗手はスコットランド国内リーグを支配できるだけの実力を持っているが、もう一度森保監督の構想に入れるだろうか。

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