テア・シュテーゲンはバルセロナ残留へ レギュラー争いに挑戦という本人の決断は母国ドイツでも話題に

バルセロナのテア・シュテーゲン photo/Getty Images

背中の再手術で現在離脱中

バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの去就は、同クラブのサポーターの間だけでなくテア・シュテーゲンの母国ドイツでも大きな関心事となりつつある。

背中の再手術のため離脱中のテア・シュテーゲンだが、スペイン紙『AS』によれば来年1月に他クラブに移籍する意思はなく、バルセロナに残留してジョアン・ガルシア、ヴォイチェフ・シュチェスニーと正ゴールキーパーの座をかけた競争に挑む決意を固めているという。バルセロナ首脳陣も現段階ではテア・シュテーゲンを放出することは考えていないため、本人の希望通り残留となることが濃厚であるとも『AS』は伝えている。

しかし、仮にテア・シュテーゲンがこのレギュラー争いに敗れた場合、同選手の出場時間は非常に少なくなる可能性が高く、そうなると来年開催される北中米ワールドカップの本大会出場が有力視されているドイツ代表でも正ゴールキーパーの座を失いかねない。

実際、今年9月にドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は定例会見の場でテア・シュテーゲンについて尋ねられた際、「もしも常にプレイしていたら、彼がドイツ代表の正ゴールキーパーだ」と語り、所属先のクラブで常時出場機会を得ていることが前提条件であると明言している。

また、ドイツ代表のスポーツディレクターであるルディ・フェラー氏もドイツメディア『SKY』の取材に応じ、以下のように語っている。

「マルクのようなゴールキーパーは、ワールドカップでプレイするべきだ。ユリアン(ナーゲルスマン監督)の発言は彼も知っている。再びドイツ代表に選ばれるために、彼はクラブで試合に出なければならない。それをこれからの半年間で達成することができれば、恐らく彼は来年のワールドカップでも正ゴールキーパーとしてプレイすることになるだろう」

テア・シュテーゲンは、早ければ11月中にも復帰できる見込みとなっている。しかし無事に復帰したとしても、そこから彼にはキャリアを大きく左右する競争が待ち受けている。

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