ポポヴィッチ就任から《11試合で8勝3分》と負けなし アジア最終予選悪夢のスタートから立ち直ったオーストラリア代表の強さ

先日はカナダを撃破したオーストラリア photo/Getty Images

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敵地でカナダを撃破したのは収穫

2026ワールドカップ・アジア最終予選ではバーレーン(0-1)、インドネシア(0-0)と1分1敗のスタートを切ってしまい、これを受けて指揮官グラハム・アーノルドを解任したオーストラリア代表。

難しい状況でバトンを受けたのはトニー・ポポヴィッチだったが、その後の立て直しは見事と言うしかない。

オーストラリアは今月11日にカナダ代表と敵地で親善試合を戦い、1-0で勝利。ポポヴィッチ体制では11試合を戦い、8勝3分と未だ負けがないのだ。
最終予選ではグループを首位で突破した日本代表相手にもアウェイで1-1、ホームでは1-0と撃破し、難敵サウジアラビアも2-1で撃破。無事に2026ワールドカップ出場権を手にすることになり、ポポヴィッチの仕事はパーフェクトだ。

就任当初よりポポヴィッチは3バックをチョイスしており、状況によっては5バックにもなって守備を固めてきた。難しい状況で就任したこともあり、まずは守備を安定させることを選んだのだろう。その成果は確実に出ており、就任後の11試合で複数失点したのはバーレーン戦(2-2)のみ。21ゴール7失点と攻守の内訳も悪くない。

今回のカナダ戦ではバイエルンとも契約を結んだことで話題になった(現在はワトフォード所属)19歳FWネストリ・イランクンダが決勝ゴールを記録。他にはパルマで日本代表GK鈴木彩艶とチームメイトの22歳DFアレッサンドロ・チルカーティなどワールドカップ本番へ若手戦力の成長も進んでいる。

予選では苦戦を強いられたが、オーストラリアは2026年大会で前回を超えるベスト8へ進めるだろうか。ポポヴィッチを選んだオーストラリア側の判断は大正解だったと言えそうだ。



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