テン・ハーグの解任後にレヴァークーゼンが復調 新監督就任以降は6戦負けなし

レヴァークーゼンの選手達 photo/Getty Images

続きを見る

攻守両面で相手を圧倒

4日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第6節でウニオン・ベルリンと対戦し、2-0で勝利した。

1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのPSV戦(1-1)から中2日での試合となったレヴァークーゼンだったが、序盤からベルリンを圧倒。相手陣地内でボールを保持し、32分に右サイドからゴール前へのクロスをエルネスト・ポクが押し込んで先制すると、49分にもクリスティアン・コファネが相手ゴールキーパーからのパスをゴール前でカットして追加点を記録。ともに新加入の両選手の活躍によってレヴァークーゼンがホームで勝利を収めた。

エリック・テン・ハーグ前監督の後任としてカスパー・ヒュルマンド監督が就任して以降、レヴァークーゼンはこのベルリン戦も含めて3勝3分け。いまだ負けておらず、さらにベルリン戦では今シーズンのブンデスリーガで最多となる920本のパスを記録し、ボール支配率69%、チーム全体のパス成功率も92%に達した。
また、コファネがマークしたチームの2点目は前線からのハイプレスが相手選手のミスを誘発したものであり、シャビ・アロンソ氏(現レアル・マドリード)が指揮を執っていた頃のような攻守両面で相手を圧倒するスタイルが蘇りつつある。

上昇気流に乗るチームに対してヒュルマンド監督も手応えを掴んでいる。試合後の記者会見で同監督は以下のように語っている。

「試合の中で常に積極的な姿勢を示すことが我々にとっては非常に重要だ。スコアに関係なく次の1点を狙いに行く姿勢だ。今日はとても積極的な試合運びができた。あと1点か2点は取れたと思う。大切なのは我々のアイデンティティであるインテンシティと積極的なマインドセットを保ちながら試合をすることであり、その点で我々は今日新たな一歩を踏み出した」(ドイツ誌『Kicker』より)

ブンデスリーガ開幕からわずか2試合でテン・ハーグ前監督を解任して世間を驚かせたレヴァークーゼン首脳陣の決断は、結果から見れば正しかったのかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ