ポステコグルーは「過去のトラブルから何も学んでいない」 N・フォレストでも自分流で戦うポステコグルーが2分3敗で早くもピンチ

N・フォレストを指揮するポステコグルー photo/Getty Images

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未だ白星無しと大苦戦

ヌーノ・エスピリト・サントに代わり、今月9日よりノッティンガム・フォレストの指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルーが早くもピンチだ。

ここまで就任から5試合を戦い、2分3敗と勝ちがない。その中にはEFL杯で格下のスウォンジーに2-3で敗れたゲームも含まれていて、ポステコグルーの立場は怪しいものとなりつつある。

やはり気になるのはポステコグルーのスタイルだろう。前任のエスピリト・サントはけ堅守速攻を軸にチームを作り、それが昨季の躍進に繋がった。対してポステコグルーはトッテナムでポゼッション率を高めた攻撃的なサッカーを志向しており、エスピリト・サントとは真逆だ。
ポステコグルーもシーズン途中から指揮を任されるのは難しいだろうが、英『Football365』は「スパーズでの失敗から何も学んでいない」とポステコグルーのマネジメントを厳しく批判している。

「フォレストの成績不振は、ポステコグルーの愚かな采配が裏目に出ていることを示している。ポステコグルーはスパーズで自分のやり方に固執したことで生じた過去のトラブルから何も学んでいないのだ。ポステコグルーは自分の哲学とは合わないチームを率いており、フォレストの選択ミスはさらに悪いものとなるだろう。プレッシャーが高まるにつれ、ポステコグルーとフォレストはさらに苦しくなるに違いない」

チームのDFネコ・ウィリアムズはポステコグルーの指示について、「監督が言った重要な点は、全員がプレイスタイルと戦術を理解すれば結果は早いうちに出るというものだ。今は監督の戦術と新しいスタイルに慣れるだけだ。明らかに前監督とは違うけど、早いうちに適応が実現すれば結果出ると思う」と語っているが、同メディアはこのコメントからもポステコグルーが自身の哲学に固執していることが分かると厳しい指摘をしている。

ポステコグルーのスタイルを植え付けるにはある程度の時間が必要で、シーズン途中からの就任はあまりにもハードルが高かったか。



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