スコールズ氏がシティのドンナルンマ獲得に疑問符 「ユナイテッドならすぐに欲しいが…」「ペップのサッカーには奇妙」

かつて強豪ユナイテッドで中盤を支えたスコールズ氏 photo/Getty Images

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最高の契約とは言いつつも……

元マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・スコールズ氏は、マンチェスター・シティがジャンルイジ・ドンナルンマを獲得したことについて、ポッドキャスト番組『The Overlap』に出演したい際に疑問を呈した。

ドンナルンマは196cmの長身GKで、26歳という若さながら、すでにクラブとイタリア代表で486試合の出場経験を誇り、昨季はチャンピオンズリーグ制覇にも貢献した世界最高峰のGKだ。

同氏はそのGKを「2600万ポンドで取ったのは、今夏の最高の契約に違いない」と言いつつも、シティでの適応にはこのように疑問を呈した。
「正直、ペップのサッカーを思うと少し奇妙な補強だと思う。キーパーとして彼は素晴らしい。もしユナイテッドに連れて来られるなら、明日にでも欲しいくらいだ。4000万ポンドで彼を取れるとしても信じられないほどだ。ただシティのGKに求められるのは、セービングだけじゃない。中盤の選手のように足元で組み立てができることだ。ルイス・エンリケがPSGで彼を手放したのも、その点が理由だと思う。ドンナルンマは足元が得意ではない。だからシティ向きかどうかは疑問だね」

ただ『The Athletic』では、ペップ・グアルディオラ監督のサッカースタイルが、よりダイレクトなプレイスタイルへ移行しており、これまでのような足元の技術ではなく、シュートストップが重要との考えに変わったことを指摘。シティ内部でもドンナルンマの足元の技術については考慮した上で、セービングの優れた能力を買ってドンナルンマの獲得に踏み切ったともみられている。

果たしてスコールズ氏の疑問が解消されるようなシティのサッカースタイルの変化やドンナルンマの活躍がみられるのか注目だ。

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