監督、攻守の要、主将の全員がいなくなった 激変のレヴァークーゼンにマテウス氏も戸惑い「ほとんど見たことがない」

レヴァークーゼンからサンダーランドへ向かったジャカ photo/Getty Images

中でもジャカの退団に怒り

「監督、スター選手、キャプテン、全員いなくなった」

今季のレヴァークーゼンについて、『ESPN』はこのように表現した。2023-24シーズンにはブンデスリーガとDFBポカールの2冠を達成したが、その中心メンバーだったDFヨナタン・ター、ジェレミー・フリンポン、MFフロリアン・ヴィルツ、グラニト・ジャカらは去り、指揮官シャビ・アロンソもレアル・マドリードへ向かった。

この流出劇がレヴァークーゼンをどう変えるか予想するのは難しく、一気に順位を落とす可能性も十分に考えられる。指揮官にはエリック・テン・ハーグを迎えているが、テン・ハーグにとっても難しすぎる仕事だ。

独『Sport Bild』によると、元ドイツ代表で解説を務めるローター・マテウス氏もレヴァークーゼンの動きに驚いている。サッカーの歴史でもあまり見たことがないほどの主力流出で、中でもマテウス氏はジャカだけでも引き留めてほしかったとクラブを批判している。

「アロンソはマドリーへ、ターはバイエルン、ヴィルツとフリンポンはリヴァプール、フラデツキーはモナコ、そしてジャカはサンダーランドへ。トップチームでこれほど劇的な変化が起こるのはほとんど見たことがない。それでもほとんどの退団は理解できるし、防ぐことは出来なかったかもしれない。しかし、ジャカだけはどうしても受け入れられない。チームのリーダーであり、中心人物である彼のためにテン・ハーグはもっと努力すべきだった」

同メディアはジャカが1500万ユーロでサンダーランドへ向かった理由として、テン・ハーグから十分な評価を得ていないと感じていたためと伝えている。アロンソ体制では中盤の絶対的リーダーだっただけに、この流出も衝撃は大きいだろう。



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