マクレガーの控訴が棄却 民事レイプ訴訟で敗訴確定

人気ファイターのコナー・マクレガー photo/Getty Images

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損害賠償命令が確定へ

総合格闘家として世界的な知名度を誇るコナー・マクレガーが、2018年にダブリンのホテルで女性に性的暴行を加えたとされる民事訴訟において、アイルランドの控訴裁判所で控訴を棄却された。これにより、2023年11月に言い渡された約20万ポンドの損害賠償命令が最終確定することとなった。

本件は35歳の女性ニキータ・ハンド氏が提起したもので、マクレガーに対し「レイプおよび暴行を受けた」として民事訴訟を起こしていた。原審ではマクレガーの民事責任が認定され、損害賠償の支払いが命じられていたが、本人はこれを不服として控訴していた。

控訴審では、警察に対するマクレガーの供述が陪審に対して開示された点や、一部の証拠が審理中に提出されなかった点が争点とされていたが、最終的に3人の上級判事が「すべての控訴理由に根拠がない」として一斉に退けた。ブライアン・オムーア判事は「控訴は全面的に棄却する」と法廷で結論を読み上げた。
判決公判にはハンド氏本人が出廷し、判決文が朗読される様子を見守った。一方、マクレガーは出廷しなかった。なお、刑事訴追については行われていないが、今回の民事裁判で性的暴行の責任を問われた形となる。

マクレガー側は性交渉が合意のもとだったと主張していたが、裁判所はこの主張を認めなかった。今回の棄却により、彼の民事上の責任と賠償義務は確定する。再度の法的手段が取られるかどうかは現時点で不明である。

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